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成長が目に見えなくなるのはいたってポジティブなこと

2017.6.11

美容室Lilyスタイリスト:木村 賢司

ずっと練習し続けているリタッチのゼロテクという技術。

ゼロテクとは薬を頭皮に一切付けることなく根元の方まで一定の幅を保って塗るという技術。

Lilyではこれを10分以内で塗り上げるのですが、これがまぁ難しいのなんの。。


習いたての頃はぐっちゃぐちゃ(笑)

しかもかかった時間は15分以上。

そんないかにも下手くそから始まったリタッチのゼロテク。


最近になってようやく10分以内にある程度のクオリティで塗れるようになってきました。

で、これがつい最近塗った作品。


まぁ、多少なり進化は出来ているんですけど、

「上手くなった」

というのが目に見えづらくなってきました。

最低ラインを脱却した証

成長が簡単に目に見えるのは「超がつくほどヘタクソな時」だと思うんですよね。

というのも、ある程度上達して綺麗なクオリティを出せるようになればそれ以上を追求するのってなかなか時間を要してしまうものだと思うんですよね。だからこそ価値があるというか、そこまで追求する人が少ないからこそ抜きん出ることができるというか、、

ポケモン育てるのと一緒だと思うんですよ(笑)

レベル1のポケモンなんて簡単にホイホイレベルアップできるじゃないですか。

でもレベル99くらいになると1つレベルを上げるのに腐る程ポケモンを倒さなければいけないじゃないですか。ふしぎなアメ使いたくなるくらいレベル上がらないじゃないですか。(笑)

僕ら美容師の技術も似通った部分があると思うんですよね。

レベル1からスタートしているからこそ、今は非常に成長を体感しやすい。

でもある程度成長してくると成長を体感しづらくなってくる。

ポケモンは成長を数値化してくれているからまだ成長が目に見えて頑張りやすいけれど、僕ら美容師の技術はなかなか数値化することが難しいものでもあります。

ゆえに、小さな成長を感じられず、「成長していないと勘違いする」場面があると思うんです。

これを停滞期やスランプと捉えるか、ある程度成長できたと捉えるかでモチベーションって変わってくると思うんですよね。

停滞期やスランプだと思うと落ち込みやすいじゃないですか。それに単純に楽しくないですしね。

んでもそれを「ある程度成長できた」と思えると、単純な話、なんだか楽しくないですか?(笑)

僕はそう思えるだけでなんだか楽しくなってきてより一層練習に身が入ります。

練習時間を短くしているわけでもなければ練習の質を下げているわけでもない。

それなのに成長スピードが落ちたと感じるのは素晴らしいことだって。

そんな風に捉えて毎日ポジティブに頑張っています。

なんか生意気なこと言ってしまいましたが独り言なのでお気になさらないようよろしくお願いします。。

ではでは今日はここらで、

今日も1日頑張ることを楽しみましょうー!