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柳本さんは何で髪の勉強をしたんですか?

2016.7.30

Lily 代表:柳本 剛

こんにちは!

くせ毛、縮毛矯正、ヘアケアの専門特化集団 表参道・青山の美容室Lily/リリィ代表

美容家の柳本です^^

最近は美容学生の方からLINEやメッセを頂く事も多いので、ブログネタにしていきながらお答えしていきたいと思います。

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自分今美容学生なのですが、柳本さんは何でそんなに髪の勉強をしたんですか?

気になります。

 

そもそも髪に興味を持つ事

まずはここからですね。興味のない事は勉強なんかしません。興味があって好きだからこそ、どんどん知ろうとするものです。

好きこそ物の上手なれってね。

何で髪について勉強したいのか?

何で美容が好きなのか?

そんな当たり前の事を自分自身でハッキリと認識しておく事は非常に重要です。

なぜなら、

折れそうになる自分の心を、折れないように支えるのは、自分が何を信じて何を目指すかをハッキリと自覚し、その使命を全うしようとする意思のみ

だからです。

ですので今一度なぜ自分が髪について知りたいのか、どうして興味を持っているのかを考える必要があるのです。

美容師っていう仕事は華やかそう、また楽しそうにも見えるかもしれませんが、アシスタントの頃なんかは99%が挫折と屈辱です笑

もちろんそのサロンの環境次第ではありますので、一概には言えませんが、美容師の世界っていうのは想像するほど甘い世界じゃないんだなぁくらいの覚悟はあってもいいと思います。

その何度も味わうであろう、挫折や屈辱を乗り越え、それでも自分は美容が好きなんだ!美容で人を幸せにしたいんだ!って思える事が、美容について深く知るには欠かせない要素となります。

きっとあなたにも来るであろう、「美容師って何でこんなに辛いんだろう」「もう美容師やめようかな」という感情に負けないだけの「好き」という感情と理由がそこには必要だと思うんです。

こうやって何かの縁でご相談を受けたんです。あなたにも美容の楽しさや可能性、人のために自分自身の命と時間を懸ける事の素晴らしさを知ってもらいたいと思いますし、長く美容師として活躍してもらいたいという願いがありますので、まずはこのような精神論も大事だよ!というお話をさせてもらいました。

精神論、根性論は時代遅れ?僕はそう思わない

感覚と理論

僕はある意味、美容の世界はこの永遠に相見える事のない、2つの感情のぶつかり合いだと感じています。

感覚とは、すなわち現場の美容師が日々お客様の髪に触れ、感じ、その研ぎ澄まされた感覚を持って、その髪という素材に対してどうアプローチしていくかという感性だと考えています。

それは薬剤を使うケミカルにおいても、触診という毛髪診断にいても、髪型や髪色というヘアデザインにおいても。

全てにおいて感覚と感性の凌ぎ合いこそ、より素晴らしい何かを生み出す新しい力になると信じています。

だからこそ、僕ら現場の美容師は自らの感覚と感性を信じ、常にその感覚と感性を磨き上げていかなければならないのです。

鍛冶屋が至高の一振りの刀を鍛え、磨き続けるように。僕らも自らの感性という名のセンスを磨き続けていかねばなりません。

対して理論とは、物事に対する決定的な成否に大きな決定権を持つ力の事だと考えています。

美容の世界においては、髪の毛に対してこの薬はこの部分にこんな風に作用して、結果こうなる。みたいな。

化学的作用の事なので、感覚とは違い、正解不正解が出やすい分野でもあると思います。

縮毛矯正でくせ毛が綺麗に伸びる理論はこれ。じゃあもっと髪のダメージが少なく美しく矯正をかけるには、この成分がこんな役割を持っていて、それをこのタイミングで使用すると、こんな効果が現れる。

それらは髪の毛という物質に対して、それぞれの薬が持つ作用を理論付けているからこそ可能なわけで、そこが分からないままではどんな薬がどんな作用をもたらすか怖くて使えたもんじゃないですよね笑

だからしっかりと理論や化学に詳しくもなければならないのです。

なぜ感覚と理論が大事なのかを知る

どうやって勉強するかも大事なのですが、このようになぜ勉強しなければいけないのかも、今一度しっかりと考えておいた方が、今後一切迷いのない学習に繋がるのでは?と僕自身は思っています。

勉強していても、自分はどうしてこの学習のために自分の大事な人生という時間を使って、勉強しているんだろうって考える事もあると思うんです。

そう思ってもブレないだけの固い意思がある人が、次々に学習し、先に進むものだと思っています。

とは言っても、やっぱり好きでやってる人が最強なんですけどね。だからこそ自分の好きな事を仕事にし、勉強してても楽しいなぁって思える事が1番なんだと思います。

知識のつけ方

ようやく質問の答えに辿り着きましたね。前置きが長かったですね笑

でも凄く大切な事なので、それらも合わせてお伝えしておきたかったのです。

僕の知識のつけ方は2つです!

経験と教わる

です。

経験は自らが体験し、会得していく事を指します。

教わるとは、その分野において自分よりも優れた人。出来ればその分野で1番の人が望ましいです。そのような方から学びを請う事です。

この2つの方法が僕の知識の得方、つけ方です。

なぜ経験が大事なのか?

経験しなければ何も語れません。何かを語り、知るには経験する事が1番です。だから僕はまずは何より経験する事が大事だと考えています。

いくら頭では分かっていても、いくら知識はあっても、それが実際の現場やリアルなお客様で実現出来なければ、それはただの絵空事に過ぎません。

得た知識を元に、それらを実現する力が僕らには求められるのです。

そこには失敗も成功も存在します。それらを経験して、初めて得れる事も多々あるでしょう。それらの経験があるからこそ、成功の確率を上げる事も出来ますし、次に活かす事も出来ます。

現場で直に感じる事。職人だからこそ生きる感性が必ずそこにはあります。

そのために磨いてきた感性です。その感覚や感性は誰もマネる事は出来ません。それこそがあなたの最大の価値となるのです。

教えを請う

自分自身の学を飛躍的に向上させる手段。それは自分よりも学のある人に教えを請う事です。

そして出来ればその分野で突出している人。そのような方から教えを請えれば、あなたの学も飛躍的に向上するチャンスを得れると思います。

技術でも知識でも何でもそうですが、自分1人で訳も分からず我武者羅にやり続けるよりも、その分野のエキスパートから学ぶほうがよっぽど理解しやすく、時間の短縮になります。

時には自分で気付かない事や、180度違った角度からの意見を聞くことも出来ます。

要するに学びの深さが違うのです。

僕は美容のプロです。髪の毛を診断し、デザインをする事のプロです。

美容の仕事には薬品も使用しますし、ヘアケアの開発に化学は欠かせません。そのための知識を、経験とは別に手に入れる必要があります。

僕の場合は、僕が心底信頼する化学のプロがおります。ちょっとでも気になるような事があれば、すぐに電話して色々聞いちゃいます。

1回の電話は平気で1、2時間経ってしまいますので、その方も僕の電話にはなかなか出てくれません笑 ウソです。

そうやって何でも聞けて、そして僕の質問にほとんど的確な答えを出せる方というのはそう滅多にいるものではありません。そういう完全な化学のプロだからこそ、僕も絶対的な信頼を置くのです。

そして2人とも本当に美容が大好きです。大好きだからこそ、いつも夢中になって話し込んでしまいます。そういう関係って素敵だなって思います。

大好きでおこ互いに違う分野のプロだからこそ、そこには新たな化学反応が起きますし、リスペクトし合えるのです。

感覚と理論のバランスこそ重要

僕1人ではなかなか時間が掛かったり、学ぶ事が難しい事でも、その分野の最高のプロフェッショナルと協力し合う事によって、これまで以上の素晴らしい成果を生み出せると信じています。

僕はそこで得た知識を、現場に戻ってどんどん実践していくんです。ここで経験や感性が生きてきます。

理論だけでは起こりえない事が現場では起こったりします。そう、卓上の理論が通用しない事も多々あるのです。

そこで髪のプロとしての経験や感性を組み合わせていく事によって、今までにない経験や成果を生み出していくのです。絶対という言葉はありませんので、理論だけでは上手くいかない事は山ほどあります。当然感覚だけでも上手くはいきません。

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感覚と理論を上手に組み合わせる事がとても良いバランスですし、僕自身はそれこそが最強だなって思っています。

なぜなら絶対という言葉がない以上、昨日までダメだと考えられていた方法が、明日には必要不可欠な考えになる事も十分に考えられるためです。そのため先入観や初めから決めつけてしまう事は、あまり建設的であるとは思っていません。

むしろ意固地な頭の固さよりも、すぐに方向転換出来るだけの頭の柔らかさの方が必要だと考えています。

そう考えると、理論ガチガチの頭でっかちであるよりかは、理論も理解しているが、自分自身の感覚も信頼し、その両方から得た情報を元に、自分自身で最終的な結論を下せるという事が最善だと思うのです。

僕が記事にしているのは、そんな知識と経験の融合から得た、体験に基づくリアルな現場の声だと考えてもらって構いません。

それらが僕の糧となり血肉となって、柳本剛という美容のプロを作り上げているのです。

Lily代表 柳本剛

柳本 剛

予約

Lily代表。くせ毛・縮毛矯正の匠であり、1万人以上のくせ毛を扱い辿り着いた、独自のヘアケア理論を持つ。その圧倒的なくせ毛に関する経験や知識を生かし、お客様目線のくせ毛に特化したヘアケアの開発を得意とする。

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