そのヘアケアはあなたにとって本当に正しいものですか?
2016.2.12
Lily 代表:柳本 剛, 髪の傷みにお悩みの方へ
こんにちは!
くせ毛、縮毛矯正、ヘアケアの専門特化集団 表参道・青山の美容室Lily/リリィ代表
美容家の柳本です^^
久々に髪の状態を診てビックリ!
半年に1回来られるお客様と話していてすごーく純粋に感じた事があります。
それは
あなたのヘアケアは本当にあなたの髪にとって正しいですか?
というもの。
なぜかこのように感じたかというと、このお客様はとても髪が細く、量も少ない方です。
カラーもパーマもやっておらず、クセも非常に強いので、乾燥が目立ち切れ毛やアホ毛も多いです。
ですがとても素敵なくせ毛ですので、それを活かしたヘアスタイルを楽しんでいます。
けれど前回来られた時に比べて、ものすごーーく髪が傷んでいました。
僕のお客様は、継続的な正しいケアを行っていますので、ほとんどの方はとても綺麗な髪の状態です。
それだけに僕のお客様で、「なんでこんなに髪が傷んでるの!」と結構衝撃を受けました。
それで何かしたのかな?と思い、確認したのですが、特に何もやっていないとの事。
ただ乾燥してパサパサに見えてしまうご自身の髪をどうにかしようと、ケアの方法をネットで調べていたらしいのです。
それでネットに、「ブラシで髪をよーくブラッシングすれば誰でも簡単にツヤサラ髪になります!」みたいな事が書いてあって、それをひたすら自宅で実践していたそうなのです。
まさにここですよね。
よくある事例です。
原因はブラシによる、過度なブラッシングでした。
なぜブラッシングがダメなのか?
実はブラッシングそのものが悪いわけではないのです。
このお客様にとっては、ブラッシングとの相性が良くなかったのです。
髪の毛のケアは、髪質という素材があって初めて成り立ちます。
素材である髪質が違えば、またケアの方法や相性なども異なってくるのです。
ブラッシングとの相性がいい方であれば、本当に綺麗なツヤや手触りが手に入ります。
ですが相性が悪いと、それは髪の毛を加速的にダメージさせてしまう事もあるのです。
特にこちらのお客様の場合は、髪が細くて柔らかくて、乾燥毛でくせ毛。
髪の量も少なく、すでに多数の切れ毛がある状態です。
この状態で過度にブラッシングをしてしまうと、余計に髪を傷めてしまい、さらなる切れ毛の増加につながります。
しかもツヤを出すために、このような豚毛や猪毛と呼ばれる、非常に髪を引っ張る力の強いものを使用していたそうです。
確かに豚毛や猪毛のブラシは非常にツヤが出るのですが、裏を返せばそれだけ引っ張る力が強く、その分髪に負担をかけいるという事になります。
摩擦や熱による物理的ダメージ
こちらのお客様は非常に物理的ダメージに弱い髪質です。
物理的ダメージとはブラッシングや、ドライヤー、コテやアイロンの熱などが挙げられます。
物理的ダメージに弱い髪質の方が、過度にブラッシングを行うと摩擦によって髪が痛むのはもちろん、最悪の場合、切れ毛と言ってブツブツと、髪が途中で切れてしまう事も多々あります。
まさに今その状態になってしまっているところでした。
ネットと言ってもあなたにとって正しい情報かは分からない
確かにネットではたくさんの情報を簡単に調べる事が出来るのですが、それが自分の髪質に合っているかどうかは、全く分からないのです。
ヘアケアに絶対や正解はありませんので、○○すればこうなる!のようなものが、ご自身の髪質に合うかどうかは正直判断のしようがありません。
この辺りは、担当の美容師さんにご相談されるのが最も確実だと思います。
色んな情報が流れてくる中で、それが全て正しいかどうか、あなたの髪質や体質に合っているかどうかは、情報を精査してもなかなかハッキリと分かるものではないのです。
僕自身、毎日毎分進化していますので、今言っていることが180度ひっくり返る事だって十分に有り得ます。
そうやって美容の世界における、技術や知識は常に前に進んでいます。
ですから、もし髪のケアの方法やシャンプーの方法、アホ毛の直し方など、とにかく分からない事があれば是非お気軽にご質問下さい。
今回のお客様のように、実際に髪の状態を診てみないと判断出来ない事も多いですが、それでも何かしらアドバイスは出来ると思います^^
柳本 剛