3期目の決算が終わりました。ここからが本当のスタート!
2016.8.21
Lily 代表:柳本 剛
こんにちは!
くせ毛、縮毛矯正、ヘアケアの専門特化集団 表参道・青山の美容室Lily/リリィ代表
美容家の柳本です^^
そう言えば先日、サロンにこんなものが届いていました。
決算報告書
Lilyはサロン名で、会社は株式会社ビューティーアーキテクトです。
ですので、1年ごとにこのような決算があります。
今期も頑張りました。賃借対照表の負債の部は減少し、純資産の部、流動資産は増加し順調に成長しております。かなり真っ当な会社のようです。
ちなみに
当期純利益は前年対比1000%を達成!!
うおーーー!!なんか凄そうな数字だ笑
まあ当然それは僕だけの頑張りではなく、超優秀なスタッフ達あってのものです。感謝しかないです。
この1年はもっともっと成長出来るよう気を引き締め精進せねばです。
財務諸表から読み解ける事は沢山あるよね
財務諸表とはB/SとかP/Lとかいうアレです。
B/Sとはバランスシート。日本語で賃借対照表と言います。
P/Lとはプロフィット&ロスステートメント。日本語で損益計算書と言います。
これらを読み解く事によって、自社の経営体質は健全かどうかの判断をしていきます。
どこからお金が流れてきて、何に使われどこに流れていくのか。それらを全体像で把握出来るのが、これら財務諸表です。
これらを詳しく見ていき、お金の水漏れなどを防いでいき、それらを徹底的に潰し、会社をあるべき健全な姿へと導く事が経営者の仕事です。
また詳しい事は自分の忘備録として気分が乗った時にでも書くとします笑
利益とかよりも嬉しい事
それは、これで僕の会社も3期分の決算書が揃ったという事です。
これは何を意味するのか?
それはすなわち、1つの企業として金融機関からの借り入れ可能なスタート地点に立ったという事です。
基本的には銀行などの金融機関は、3期分の決算がないとお金を貸してくれません。美容師が独立する際に利用するのに、日本政策金融公庫があると思いますが、あれはスタートアップによる創業融資としてお金を貸してくれているのです。
決して一企業としてお金を貸してくれている訳ではないんですね。
基本的には1度スタートしてからはお金を貸してはくれません。※あくまで基本的にはですので例外もあります。
ではいつからお金を貸してくれるのか?
その1つの基準となるのが3期分の決算となります。
銀行としても、この会社にお金を貸していいのかどうかを知る手段が必要なのですね。でもそれが起業して間もない企業だと、どのような財務体質か分かりかねます。
ですので基本的には3期分の決算が出揃ってからが、金融機関からの借り入れスタートだと僕自身は認識しています。
ここまで来るのに結構長かったなぁ。。
無借金経営がいいんじゃないの?
色んな考え方があると思うので、何が正解かとかは僕には分かりかねますが、僕自身はガンガン借り入れします!
それはなぜか?
僕の数字やお金に関する考えの1つでこんなものがあります。
数字はその人の信頼の数。
僕は人生でこの事を痛いほど理解しているつもりです。ここを理解していなかったばかりに何度も悔しい思いをしてきました。
だからこそこの言葉は僕の中で絶対的な正義であり、真理です。
それは裏を返せば、お金を沢山借りられるというのは、それだけ社会的信用があるという事です。これって本当に大切な事なんですよ。
一美容師としても、この事をしっかりと頭に叩き込んでおく必要があると思っています。
売り上げという数字は、お金という意味での数字ではなく、あなた自身の信頼の数字であると認識すべきだという事です。
美容師としてどれだけの信頼を得ているか。それが結果として数字になっているわけです。
無理してトリートメント勧めたり、商品を買ってもらう事はすぐに数字として反映されますが、長い目で見た時にその数字は立ち消えていると思うんですね。
だってそれは信頼を失う行為だから。
信頼を失ったから数字が減った。こう考えるべきだと思います。
技術が上手いとか下手とかではないんですね。
ただ単純に「あなたの信頼=売り上げ金額」なんです。
そういう意味で僕の会社が3期決算が終わり、金融機関から借り入れを行うという事は、僕がどれだけ社会的信用を築けてきたかの答え合わせだと思っています。
もし借り入れ出来なければ、それは僕がまだまだ社会的信用を築けていないという事。
借り入れ出来れば僕のやってきた事が評価されたという事。
ちゃんと僕たちのやってきた事に対して、正しい評価をしてもらえるようしっかりとやるべき事をやって臨みたいと思います。
そう、ようやく僕らは社会的にスタート地点に立ったのです。
柳本 剛