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価格という固定概念をブッ壊す

2016.11.17

Lily 代表:柳本 剛

くせ毛、縮毛矯正、ヘアケアの専門特化集団 表参道・青山の美容室Lily/リリィ代表
美容家の柳本です^^

先日、カット料金が1万円以上することに対する、僕の考えを軽くFacebook上で書いたんですが、今回はそのちょっとした補足となります。

ちなみにカット料金が高いとか低いとか、僕は別にそんなこと、どうだっていいと思ってます。
なぜなら、カット料金6000円が妥当だと感じるお客様もいるし、逆にカット料金10万円でも喜んで支払う方もいます。

一人のお客様から10万円を頂くという事

だから価格自体に正解不正解はないし、そのどちらのお客様も大変満足されていると思うんですね。ここが1番大事。

じゃあなんで美容室でカット料金が1万円よりも高いと、「それは高過ぎだよ」となるのかというと、その原因は僕たち美容師側にあると思っています。
本当そんな業界にしちゃっててスミマセン。
こればかりはホント謝るしかないっすよね。

美容師って、

チャラい

礼儀ない

タバコ臭い

自己中

収入低い

学歴ない

ナイナイばっかでキリがナイ笑

実際にこういうイメージが先行してしまっている事実は十分に理解しなければなりませんし、一般の方がこのように思っているという事実を重く受け止めねばなりません。

そんなナイナイばっかの美容師が、一人のお客様からカットで1万円以上取るなんて、ちょっと常軌を逸しているんじゃないのか?と思われているのも確かだと思うんです。
そういう風に一般の方には認知されてしまっているとうこと。
そんなわけねー!と言ったところで、一般の方にはそう認知されてしまっているのが事実。
カット料金上げる前に、もっと変えなきゃいけないことはたくさんあるんじゃないのか?そんな声もあるかとは思います。

一般の方の認知として、美容室にかかる費用はだいたいこれ位っていうのがありますよね。
他にも家で使うシャンプーの値段の相場はこれ位。ワックスの値段の相場はこれ位ってね。
で、それを越えると高いとなる。

1番いいのは、一般の方に認知されている価格がもっと高くなること。
「1回の美容室のお金って普通に10万円くらいかかっちゃうよね〜」って言われるようになること。

だけどそれは業界自体に対する認知全般が変化しないことには難しいし、業界全体で取り組まなければなりません。
とは言っても、美容業界にも様々な価格帯のお店があり、それぞれの価格に納得しているお客様も多くいらっしゃるわけです。
サロン側としても、その価格帯で上手く成功しているのに、わざわざ料金を上げて売り上げを落とすなんてこと、ビジネス的に考えてまずやんないですよね。

じゃあどうする?
僕はこう考えます。

一般の方の業界に対する認知を変えてくのは時間がかかってしまうけど、
自分を変えることなら今すぐ出来る。
そう、自分が変わればいいんですね。
一般の方の美容院の価格に対する認知を、今すぐに変えることはまだまだ出来なくても、自分自身の価格と価値は今すぐにでも変えれるし、高められます。

まずは自分を変えて、自分の周りにいる方の認知を変えてあげればいいんです。
そんな自分をたくさん周りの人に応援してもらえばいいんです。

誰かや周りに変化を求めるよりも、自分が変わってしまうことが最も早いですし、何のしがらみもありません。
それに自分が変わっても、自分の周りにいて応援してくれていた人たちは、離れるどころかこれまで以上にもっと応援してくれるようになります。

実際に僕も周りの方のたくさんの応援があり、今の僕たちが存在しているのは言うまでもありません。
本当に数え切れないくらいのたくさんの人に応援してもらっています。
何かに挑戦するときに、逆風が吹くのはもはや当たり前です。
ましてや誰もやったことがない領域に突き進むときの逆風具合といったら。。笑

そんな逆風の中でも、自分のことを応援し、理解し、共感してくれる人は必ずいます。
周りにそんな人が1人いるだけでも救われるし、その人のためにも頑張らなきゃと思えるものです。
ホント有り難いよね。

少し話は逸れてしまいましたが、自分が変わることによって応援し、共感してくれる人がいるってことは、
すでにその人の認知は変えてしまっている可能性が高いってこと。

自分が行動を起こしたことによって、自分の周りにいる人たちがそれに共感し、共鳴してくれる。
それは自分が変わることによって、それが周りにも影響を与えてるってこと。

それが最初は1人だけでもいいじゃない。1人いるだけでも十分幸せなことだと思う。
その1人からまた1人と、少しづつ輪を広げていけばいいんです。
そうやって輪が広がり、共感が広がり、共鳴していくものです。

それこそがビジネスの根幹だと思うんですね。
いきなり多くの人に理解されようと思わなくていいんです。

まずは自分が変わり、周りを巻き込むこと。

それが1番だと僕は経験上思ってます。

固定概念ほど邪魔な価値観は存在しない

特に気になっている点が、美容院はこのくらいの値段でなきゃいけないという「固定概念」
しかもその固定概念が、僕ら美容師側にもあることが1番もったいないことだと思ってます。

僕はビジネスを興す上で、最も大切なのがアイデアだと思っています。
そして固定概念は、その最も大切なアイデアを駆逐してしてしまうほどの破壊力があるわけです。

そう、ビジネスやこれから何かを始めたい人にとって、固定概念ほど邪魔になるものはないのです。

ビジネスにおいても、美容師においても、どんな職種においても、
アイデアと個性こそが、これからの唯一無二の価値あるものになると信じています。

そこには常識を常識と思わない、当たり前が当たり前ではない。という考えが普通に必要不可欠になってくると思うんです。

そういう考え方が今までにないものを生み出し、その生み出されたモノやコトがたくさんの人たちをハッピーにしていくんだと思います。
柔軟なアイデアを出すには、色んなことを理解しつつも、それに囚われないこと。惑わされないこと。たくさんの可能性があっていいとを知ること。
だと思います。

要するに受け入れること。

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だから僕たちはこれからも、常識や固定概念に囚われないで色んなことにチャレンジしていきたいと思い、行動しています。
来春発売予定の『Lilyの完全オリジナルヘアケア』も常識ではない代物であり、常識ではない価格設定です笑
イヤ、驚くほど原価高いんすよ

シャンプーやトリートメントって、化粧水や美容液、香水なんかよりも中身の値段はずっと、ズーーーッと高いのに、美容液や香水よりも値段安いでしょ?
それって僕はおかしいと思ってます。

作るのだって、すんげー難しいです。(もちろんモノによるけど)
だからヘアケアの全ての常識を覆したいと思って本気で作り込んでます。
作り込まれたヘアケアは、当然安くなんてある訳ないです。

その価値を理解し、本物を望む方の元に届いてくれればとイイと思ってます。

中途半端は大キライだから。

徹底的にこだわり抜いた本物を、それを理解できる方に必ずお届けする。
これが僕の今1番の使命だと思っています。

僕にとって、価格や価値とはこんな価値観からきているのです。
だから僕はこれからも自分の中の固定概念をブッ壊し続け、凝り固まった脳みそをグチャグチャに揉みほぐしていかなきゃだと思ってます。

それが新たな創造となり、価値となり、人を幸せに導く、僕の想い描くストーリーだからです。

Lily代表 柳本剛

柳本 剛

予約

Lily代表。くせ毛・縮毛矯正の匠であり、1万人以上のくせ毛を扱い辿り着いた、独自のヘアケア理論を持つ。その圧倒的なくせ毛に関する経験や知識を生かし、お客様目線のくせ毛に特化したヘアケアの開発を得意とする。

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