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1月・2月の売り上げで本物の人気者かどうかが分かる

2017.1.13

Lily 代表:柳本 剛

美容室業界では、1月・2月は閑散期(あんまりお客様が来なくて暇な期間)と、まことしやかに囁かれておりますが、果たしてこれは本当なのでしょうか?

12月が美容師にとって、1年で最もお客様が来て下さるのは間違いないでしょう。

が、しかし!
だからと言って、その反動で1月・2月にはあんまりお客様が来てくれなくなってしまうのは、どう理屈で考えてもおかしな話だと思うんです。

自分の経験則として、1月や2月だからと言って暇になるかと言えば、そうはならなかった。
普通に12月と一緒で、毎日フルでお客様に入っていました。

12月より売上が下がるのは、単純に12月より休みを取っているから。

もちろん、1日に50人規模でお客様を担当するような美容師さんであったら、12月の反動は少なからずあります。

とは言っても、僕らマンツーマン、もしくはマンツーマンに近いスタイル(←今の僕はコレ)で仕事をしている人は、1月・2月も普段と変わらずフルで予約が埋まるのが平常運転です。

もし僕らのスタイルで予約が埋まらなかったら、それはマズい。。。

何がマズいって、もちろん売上的にマズいのはもちろんですが、それ以上に自覚しなければならないのは、

結局は毎月自分のところに来るのを楽しみにして、足繁く通って下さるお客様がいないということ。

それは美容師としては、所詮まだまだ本物の人気者になりきれていないという、切実な現実を突きつけられることなのです。

そのことを見直せるのが、この期間なのではないでしょうか?

もし自分が暇だったらどうするか?

もし自分が1月・2月暇だったらどうするかな?と考えてみました。
もちろんその立場によって、全然やれることは違ってくると思いますが、ここは一人のスタイリストとして考えます。

前提条件として、
ホットペッパーなどの集客などを利用しない。
自前で集客すること。

その上で、まず僕が考えるのは12月に来て下さったお客様のことです。

ここの出発点を見誤らないように気を付けるよう、スタッフにも教えています。

よく新規の方にばかり目を向けている傾向を、非常に強く感じますが、何より大事にしなければならないのは、「顧客の方」です。
それはそのスタイリストのお客様が、少ないとか多いとか関係ありません。

むしろ少ない方こそ、そういうことを強く意識すべきだと思います。

現状お客様が少ないのは、

顧客の方を最も大切にするという意識や認識が甘かったということに間違いないでしょう。

なので、まずはそこをちゃんと見直す期間と考えます。

ちなみに少し話が脱線しますが、働き方によって変わってくるのですが、特にフリーランスの方なんかは、

この1月・2月を乗り切ることが出来れば、基本死ぬことはないと思います。

年間を通して、最も苦しいのが1月・2月なので、ここをなんとか乗り切れれば、まず美容師として食いっぱぐれることはないでしょう。
そのため、いかにこの1月・2月を、1年後の1月・2月にはお客様で溢れる状態にするための準備期間として、上手に使い、今の時期を過ごすのかがとても大切になります。

話を元に戻すと、12月に来て下さったお客様方が、そのままおざなりになるケースを以前のサロンで散見してきたので、その経験則から考えると12月に来て下さった方たちに、しっかりと自然な形で関係を築ける状態にしておいたほうがいいと考えます。

顧客の方はもちろんですが、12月に初めてご来店されたお客様もそれなりにいるはずです。
せっかく1度でも自分のところに来て下さったのです。

そのご縁を大切にしないで何を大切にするのでしょうか?

ご縁を繋ぐ方法はなんだっていいと思います。その方法はみなさんそれぞれ違うでしょうから、あえてここでは書きませんので、色々と考えながら行動に移していきましょう。

周りと協力しながら輪を広げる

顧客の方と繋がりと関係性を築けたら、次は顧客の方以外にも自分のところに来てもらわなければなりません。
そのためには、まず自分のことを発見してもらわなければいけないわけです。

どうやって自分のことを知ってもらいますか?

自分でお客様を開拓する以上、今ならSNSが最も効果的ではないでしょうか。
すでに何万人もフォロワーがいる方でしたら、ここの部分はすんなりとクリア出来ることが多いです。
ですが、なかなかそんなアドバンテージのある方っていないと思います。

でも大丈夫です。必要なのは、関係性の深さであり、数は大して重要ではありません。

今更数を追ってしまっては本末転倒になることもありますので、ここは清くSNSの利便性を活用し、すでに関係を持っている方と上手に協力し合いながら、自分の存在を世に広めていくのが、リアリティーのある方法ではないでしょうか。

そのSNSの活用の仕方もここでは書きませんので、是非色々と思考し、行動してみてください。
解決法を知るのは簡単ですが、それを人に教わるのと、自分で気付くのでは天と地ほどの差があると僕は思います。
自分で悩み抜いた方法であれば、ちょっとやそっとじゃブレないと思います。

1番大切のは、そのブレない心と継続力・持続力です。

少し目線を変えてあげることも大切

この時期に暇な方は、どうしても新規のお客様集めに奔走しそうになるのですが、そこをいくら頑張ったところで、いつまで経っても本物の人気者にはなかなか到達出来ません。

ここは目線を変えて、まずは自分の周りの人や、自分に関係してくれている人たちの幸せを考えてみませんか?

身近な人とは、もちろん顧客の方もそうなんですが、一緒に時間を共にするスタッフだったり家族だったりです。

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身近な人を大切に出来なかったり、周りの仲間に応援されない人が、距離感のまだまだ遠い新規のお客様に応援されるなんて奇跡は、そうそう起こるものではありません。

その辺りをリアルに肌で感じ、なぜ今自分がスカスカの予約表になってしまっているのかを今一度見つめ直し、1年後の自分の予約表が埋まるための行動を今から起こしていきましょう!

それが「この時期の暇」を解消する、遠いようで近い道のりではないでしょうか。

Lily代表 柳本剛

柳本 剛

予約

Lily代表。くせ毛・縮毛矯正の匠であり、1万人以上のくせ毛を扱い辿り着いた、独自のヘアケア理論を持つ。その圧倒的なくせ毛に関する経験や知識を生かし、お客様目線のくせ毛に特化したヘアケアの開発を得意とする。

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