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トリートメントの質感を良くすればするほど、刺激性が強くなるというジレンマ

2017.2.9

Lily 代表:柳本 剛, 自宅での美髪ケア

はい、絶賛ヘアケア開発中の私ですが、実はある問題に直面しておりました。

それは、
トリートメントの質感を良くすればするほど、肌への刺激性が強くなり安全性が低下するという問題。

普通に考えればシャンプーして、トリートメントつけて、それで丁度いい質感になるのが理想だと思うんです。
だけど、それで普通に作っちゃうと、結構肌刺激の強いものが出来上がっちゃたりするんです。

僕が作っているヘアケアの1つのコンセプトである「僕のような、健康な人の100倍もアレルギー体質の人でも、安心して使用することが出来る」を達成するためには、刺激性というのは非常に重要なポイントであります。

ちなみにシャンプーはこの問題を随分前にクリアしています。

こういう言い方は好きじゃないんですが、洗浄力のあるシャンプーの中では、
世界でもトップクラスの安全性があります。

もうアホみたいなこだわり方していますので、その辺りの安全性に関しては相当な自信があります。
おかげで原価率は70%近くあるので、銀行からはブーブー言われております笑

少し話が逸れてしまいましたが、シャンプーで安全性を高めるのは、今回の「特殊なシャンプー」の構成上、正直そんなに難しくなかったです。
元々かなり特殊なシャンプーなので、最初から刺激性自体ほぼなかったわけです。

だけど、ことトリートメントとなると話は変わります。

シャンプーは洗浄することが目的なので、問題ないのですが、トリートメントの目的は「質感作り」です。
実はこの「質感作り」がやっかいで、質感を良くすると、肌への刺激性が上がります。

分かりやすく例えると、

○質感がイイ
第4級カチオン>第3級カチオン>アミノ酸系

○肌への刺激性が少ない
アミノ酸系>第3級カチオン>第4級カチオン

となります。

要するに「肌への刺激は強いけれど、質感がイイ」を選択するか、「肌への刺激性は少ないが質感は軽い」を選ぶ必要が出てくるのです。

もちろん質感が良い悪いは、個人差があるので、アミノ酸系の軽い質感が好きな方も多くいらっしゃいます。
ですので一概にアミノ酸系の質感が悪いとは言えません。

僕が頭を悩ましていたのは、肌への刺激性は出来る限り排除したく、当然の如くアミノ酸系でトリートメントを作っていたのですが、その質感調整をどうするか?で悩んでいました。

正直僕が好きなのは第4級カチオンの質感。

すごくイイよね。

でもこれは使えない。

なぜなら僕のような超絶アレルギー体質の方にも安心して使ってもらいたいから。

僕らのような体質の人って、自分の肌に使えるものってなかなか世の中に出回っていないんですよ。
そもそも怖くて使う気にすらならない。

そんな人にも安心してヘアケアをしてもらい、そして素敵なヘアスタイルを楽しんでもらいたいんです。

だから質感だけでモノづくり出来ないんです。

とは言っても、素敵なヘアスタイルを作るにも丁度イイ質感というのは存在します。
それをどうやってアミノ酸系で作り出すか?そこに僕は今情熱を燃やしています。

でもずっと開発していく中で、
むしろ軽い質感の方がいいかも?と考えるようになりました。

なぜなら、質感が軽いのが好きな方もいるし、ふんわりとしたボリュームを出したい方もいるからです。

ではしっとりとした質感や重めの質感が好きな方はどうすれば良いのか?

それは「使い方によって質感を調整できる」のが1番だという考えに至りました。

当初トリートメントの種類を増やすことを考えていたのですが、それでは「何を選べば良いか分からない」ということにつながる恐れもあり、1番良いのは、「使い方によって質感を調整できる」ことだと考えました。

そこで登場するのが、今回のヘアケアシリーズで同時リリースの『無精製のゴールデンホホバオイル』

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このホホバオイルをどう使うかによって、質感調整を行えるようにしました。

例えば、
1番軽い仕上がりは、シャンプーのみ。

その次の質感はシャンプーとホホバオイル。

次はシャンプー→トリートメント。

次にシャンプー→トリートメント後の濡れた髪にホホバオイル。

etc…

と言った具合に、シャンプーとトリートメントとホホバの使い分けにより、ある程度自由に質感調整ができるように考えています。
現在はホホバオイルと相性がイイように、調整を繰り返している段階です。

正直トリートメントにここまで苦労するとは思いもよりませんでしたが、その甲斐あって相当刺激性や安全性の高いヘアケアが誕生することになりましたので、ぜひお楽しみに!

Lily代表 柳本剛

柳本 剛

予約

Lily代表。くせ毛・縮毛矯正の匠であり、1万人以上のくせ毛を扱い辿り着いた、独自のヘアケア理論を持つ。その圧倒的なくせ毛に関する経験や知識を生かし、お客様目線のくせ毛に特化したヘアケアの開発を得意とする。

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