素敵なお店
2012.5.27
この前の『ドゥーブルカットセミナー』でお昼ご飯の時に、とーーーーーっても素敵なお店を見つけました(‐^▽^‐)!!
何が素敵かと言いますと、『本当にすばらしい接客が普通にできる』ところです!!
よくぼくたちの業界では、「いいサービスを受けるためにリッツカールトンに行くのがいい!」とか、「ディズニーの社員教育が素晴らしいから見て来なさい」って言われます。
確かにどちらも1級品の素晴らしいサービスや接客を体験することができます。
そこで学ぶことも多いと思います。
でも『なぜ学ぶか』をよく考えてみて下さい。
ぼくたちが学ぶ目的はただ一つ。
学んだものをお客さまに還元することですよね(^^)?
ではさっき述べたリッツやディズニーで行われているサービスが、ぼくたちのお客さまにすぐさま還元できるかと言われれば、なかなかできないと言うのが本音だと思います。
なぜならぼくたちが目指すゴールと、リッツやディズニーが目指すゴールは違うからです(^^)
目指すゴールが違えば、必然的にプロセスも変わります。
ということはぼくたちには、ぼくたちにしかできないサービスや接客があるということです!
ここでぼくが何を言いたいかというと、『サービスや接客の方法は違えど、そこに通ずる本質は同じ』だと言うことと、
『自分たちのお店の尺度に合わせたサービスや接客を行う』ということです(^^)
では最初のぼくが受けたという、素敵な接客に戻ってみましょう♪
セミナー当日はひどい雨でした。
傘を持っていないぼくは少し濡れた状態で、路地裏の小さなお店の前に行きました。
するとお店の料理人の方が扉を開け、「いらっしゃいませ。どうぞ中にお入り下さい」とわざわざ出迎えてくれました。
店内に入り、濡れている衣服を拭くためのおしぼりをくれました。
さらにランチメニューの1つ1つを丁寧に読み上げてくれ、ぼくの頭の中は美味しそうな料理のイメージがたくさん溢れてきました。
少し時間がたってから、もう1人の店員のおばちゃんが声をかけて来ました。
「傘持ってないんでしょ?これ差し上げますので(^^)」
と、笑顔で折りたたみの傘を差し出してくれました。
とっさに「大丈夫です(^▽^;)これぐらいの雨なんで」と言ったものの、
「ダメですよ!持っていって下さい(^^)」と言われ、頂いてしまいました。
実は傘を頂く前から、おばちゃんが傘を探しているのは雰囲気で分かりました。
色んなところを探しまわってくれていました。
お店の中にないと分かると外にまで探しに行ってくれました!
本当にそのことが嬉しく、心温まりました(*゚ー゚*)
そこで頂く料理はいつも口にする料理よりもさらにおいしく感じられました♪
ぼくがお水が欲しいなって思っていたらベストタイミングでお水を注いでくれたり、食後の紅茶などのタイミングも素晴らしかったのです!!
常にスタッフの方が、お客さまが何を欲しているのかを気遣ってくれて大変居心地が良く、ぼく自身も温かい気持ちになることができました(^^)
見返りや利益を求める事なく、ただ純粋に相手のために何かをするというその心意気!
これこそが接客やサービスの本質ではないでしょうか!?
規模が大きくなり、サービスの水準を保つために教育された「マニュアルの接客」よりも、ただ相手のために自分にとってなにができるかを率先することができる、人情味あふれる人の方が数百倍魅力的に映ります(^^)
高いお金出して一流のホテルに行かなくても、本当の意味での接客を知ることが出来るのだと改めて思わされました。
このお店には、改めてお菓子でも持ってお礼に行きたいですし、友達にも喜んでオススメしたいです♪
こういうのが本当の口コミなんだなって思えますよね(^^)♪
柳本 剛