見返りを求めぬ心とは
2016.1.13
Lily 代表:柳本 剛
こんにちは!
くせ毛、縮毛矯正、ヘアケアの専門特化集団 表参道・青山の美容室Lily/リリィ代表
美容家の柳本です^^
Contents
撤饌なるものが届きました
正月休みを終え、自宅に帰宅すると『撤饌(てっせん)』なるものが届いていました。
はじめは何のことやらさっぱり分からなかったのですが、よく見てみると『撤饌』の文字の上に『金』の文字が!
これはお正月、家族で初詣に行った『こんぴらさん』のマークなのです!
それがなぜ、自宅にこんぴらさんから送られてきたのか?
1枚の文章を読み、納得
こんぴらさんからなぜ荷物が送られてきたのかが分かりました。
理由は、お賽銭で一万円を入れたからでした。
そのお礼としてこんぴらさんは『撤饌』を送ってくれたとのことでした。
もうずっと何年もお賽銭は、一万円〜三万円を入れていたのですが、今回なぜこれが自宅に届いたかというと、今回はお賽銭を封筒に入れたためです。
というのも、これまでずっとお札を裸のままで入れていたのですが、実はこれは間違っているらしく、ちゃんと封筒に入れ、その封筒に自身の住所と名前を記入するのが正しい方法なのだそうです。
そのため、こんぴらさんからこのようなお礼が自宅に届いたのでした。
撤饌とは?
そもそも撤饌とは何でしょうか?
僕も今回の件があるまで知りませんでした。
神社ではお祭りなどの行事の際、神様に様々なものを捧げます。
その神様に捧げるお酒や食べ物のことを『神饌』と呼び、神饌を下げたものが『おさがり』と呼ぶそうです。
そして『おさがり』のことを『撤饌』と呼ぶそうなのです。
要するに、撤饌とは神様に捧げたもののおさがりであり、そのおさがりを食すということは、神様と共に食事をする『供食』を行うことになります。
さらに『供食』のことを『直会(なおらい)』と呼びます。
このこんぴらさんから頂いた『撤饌』を自宅で『直会』することは、とても縁起がいいことだとされています^^
今回はこのような機会に頂くことが出来ましたが、他には『厄除け』に行った時などにも頂くことが出来ます。
僕もせっかくこんぴらさんから頂いた貴重な撤饌ですので、ありがたく直会させてもらいたいと思います♪
見返りを求めない心
ついつい人は何かを差し出せば、その見返りを求めます。
自分の差し出す代償が大きければ大きいほど、より多くの見返りを求めます。
当然僕も自分自身が多くの見返りを求めてしまう性格だと、よく理解しています。
でも1番理想なのは、『無償の愛』ではないでしょうか?
僕自身はその無償の愛で溢れる人間になりたいと常々考えています。
自分の損得ではなく、相手が何を求め、何を欲しているのか。
相手が求めていることに対して、その期待以上に答えてあげられないのか。
とにかく相手が喜んでくれるように徹する。
自己中な僕はそれくらいに考えるくらいで、ちょうどバランスが取れるように思います。
そしてその1つの訓練法が、実は『お賽銭』なのです。
お金を見返りを求めずに支払うというのは、ある種究極でもあるのかなと。
なぜなら誰しもがお金を払うと何かしらの対価を得るわけで、その対価に見合わなければ損をしたと思います。
またはその対価に対して、適正な値段のものを選びます。
だからお金を払っても何も対価がないのは、結構精神的にも嫌な気持ちになります。
ですがお賽銭はどうでしょう?
いくらお金を払おうが、見返りはありません。
ちなみに僕自身の考えですが、神様にはお願い事は必要ないのではないかと考えています。
普通お賽銭を入れて、神様にお願い事をしますが、それも結局は見返りを求めることになってしまいます。
それに神様は一人一人の願いを聞けるほど、お暇ではないかと思うのです笑
なので神様には日頃の感謝の気持ちと、これからの意気込みをお伝えするようにしています。
それではなぜお賽銭が訓練か?
お賽銭にいくらお金を入れようが見返りはないからです。
だからお金という、自分にとってある種究極的なものを差し出すようにしています。
それを毎月『お朔参り』で日頃の感謝の気持ちを伝え、一万円〜三万円をお賽銭に入れています。
もちろん僕にとって一万円〜三万円というのは大金ですし、とても大切なお金です。
ですが、自らが大切なものも差し出せないで、何が『無償の愛』だと思うのです。
自分自身がとても弱い人間で、自己中だと理解しているからこそ、この行為は自分への戒めにもなるのです。
そしてそれを毎月一日に行うことによって、しっかりと気持ちをリセットし、新たな気持ちでリスタートを切るように心掛けています。
さて『明治神宮』はどうか?
Lilyも2016年を気持ちよくスタートするために、『明治神宮』のお参りからスタートしました♪
気持ちよくスタートすると同時に、僕の頭の中には1つの疑問が。。
果たして『明治神宮』はどんなものをくれるんだろう?ww
はい。もうすでに煩悩丸出しです。
そんな2016年も僕の煩悩との戦いは長く険しく続きそうです。
柳本 剛