シャンプー開発はやる事いっぱいだわ。だからみんなに協力してもらってます。
2016.7.15
こんにちは!
くせ毛、縮毛矯正、ヘアケアの専門特化集団 表参道・青山の美容室Lily/リリィ代表
美容家の柳本です^^
ここ最近またもブログをサボっていましたね〜
いやいや!ただサボっていた訳ではないのですよ!ちょっとやる事が多すぎて、、、というのもあるのですが、今週はずっとお勉強していました。
何のお勉強か?
ちょいと香料について色々と調べておりました。色んな文献に目を通したり、専門の方からお話を伺ったりね。
そのおかげでそれなりの知識は身につきました。やっぱり自分が好きな分野、興味のある事ってどんどん知識欲が働いちゃいますね。調べだしたら終わらない。キリがない笑
そうやって、自分の興味の範囲はどんどん広がって、それが自身の見聞を広める事になるんですね。
なぜ香料について勉強を?
何で香料について勉強していたかっていうと、ちょっと前に「出産の時に、羊水からシャンプーの香りがするっていうのは都市伝説だよね」っていうのが、美容師さんたちの間でとってもシェアされてたんですね。
そんでシャンプーってのは基本、界面活性剤と水で出来てるんですが、そもそもシャンプーで使用している界面活性剤のレベル及び濃度では、全くもって人体の中に侵入するというのは有り得ないというお話だったんです。
何年か前に聞いた事があるかもしれませんが、そんな都市伝説の元になったのが「経皮毒」という、竹内久米司さんなどがお出しになっている本が大元です。
みなさんが普段使用している化粧品やヘアケア用品など、肌につけるものは化学物質で出来ているため、その化学物質が身体の中に侵入し、身体を蝕むというお話です。だからそれを防ぐために「ニューウェイズの商品を使いましょう」という、マルチ商法などの手段に度々使用されてきました。
もちろんこれらは正しい研究のもと立証されているものではありませんし、「経皮毒」という言葉自体竹内さんらが作り出した「造語」というのも有名です。これらに関しての科学的根拠や論文などは一切存在しませんので、これを読まれて不安になった方はご安心下さい。
この話題で上がっていて、僕が気になったのは香料のお話でした。
仮に身体の中に入るとしたら、匂いって事は香料の事じゃん。という見方をされていたんですね。
そういう意見もごもっともですね。界面活性剤自体は割と無香料のものや、匂い自体がほとんど無い、もしくはほんのり匂う程度のものがほとんです。
この事から界面活性剤と羊水の匂いとは、全く無関係だという事が分かりますね。
そこでやり玉になったのが香料。だって匂いの元は香料じゃんっていう事ですね。
僕としては香料に関しても、シャンプーなどと同じくまだまだ誤解の多い分野の一つだと感じました。未だに合成香料は良くないとか、合成香料未配合という、あたかもそれが正しいような言い回しも多く見受けられます。
そんな誤解を解くために、僕自身様々な見聞を広める必要があったわけです。
また近いうちにブログで公開しますね。お楽しみに。
シャンプー開発にも追われる日々
そうやって勉強するのはいいのですが、それと同時に僕らが開発中のヘアケア(シャンプー&トリートメント)も同時進行でやらなければなりません。
ヘアケア開発って言っても、中身だけ作ればいいわけじゃないんですね。特に僕らは中身、ボトル、デュスペンサー、化粧箱、パッケージを全て別の会社に発注しています。しかもボトルに関しては、シャンプー&トリートメントのボトルと、フレグランスの香りは別の会社の容器という念の入れよう。
作っている方ならお分かりでしょうが、このやり方
めっちゃお金かかります。
そりゃそうです。全部同じところでやればその分安くなります。同じところで作れば、その分製造側の利益が大きくなるからですね。それぞれ別々っていう事は、相手側の利益が細くなってしまうため、一個あたりの原価が増します。
ですのでめっちゃお金かかるんです(2回目)
でもね、それだけのすんごいヘアケアが出来ます。こう言う言い方は好きじゃないけど、今までにないヘアケア。僕らの本気のシャンプー&トリートメント。
ボトルやディスペンサー1つ1つにこだわるのは、使ってもらう方に感動してもらいたいから。大好きになってもらいたいから。
「このシャンプー使ってる私って本当に幸せ!」
本気でそう思わせるだけのシャンプーになっておりますよ。お風呂場に存在するだけで幸せになれる。そんな幸せをあなたに運びたい。僕らはそんな想いで、このヘアケア開発に全力で取り組んでいます。
今日もアキコ氏が化粧箱の打ち合わせで電話しまくっています。
こうやってスタッフが全力でお手伝いしてくれる姿こそ、ただならぬヘアケアが出来ている!って僕自身が実感する瞬間です。スタッフそれぞれが役割分担して開発に協力してくれています。
そうじゃなきゃ、こんな凄いシャンプー作りようがありません。
出来上がるまで道のりはまだまだ長いですが、みんなで頑張っていきますよ!
発売はいつ?
お客様に「発売っていつになるの?」てよく聞かれるのですが、想定していた9月よりもすこし延びそうです。
もうね、完全にやり残しがないように全ての可能性を試しています。
だから想定以上にやる事あって、試作品が出来るまでにも結構な日数かかって、それを試してまた再調整の繰り返しなわけです。完全な職人気質のこだわりが出まくってますね。
だから楽しみにしてくれているのは十分に承知してるんですけど、もう少し待ってて下さいね。
「待った甲斐あったわ〜!」って唸らせてみせますから笑
いやいや、本気でそう思っちゃいますよ。何しろ出来上がるのを待ち望んでいるのは、何を隠そう僕自身なのですから♪
是非お楽しみに♪
柳本 剛