木村賢司のLily研修 〜1日目〜
2016.8.7
美容室Lilyスタイリスト:木村 賢司
来年の4月からLilyで働かせていただくことになりました、木村賢司です。
学校が夏休みということもあり、8/1~7にかけてLilyにて研修をさせて頂けることに。
大阪に住んでいるので早朝からの出発です。
のはずだったのですが…
自分で飛行機の予約するのは初の試みだったこともあり、
調子に乗って始発の電車でも空港に間に合わない早朝すぎるフライトを取ってしまいましたww
ということで、7/31 23:30 出発です。(夜行バスかよw)
まさかの事態でめちゃテンション下がってます…。
なにせ、4:30発の空港行きのバスを大阪で、それも1人で待たなければいけないのですからね…。
こんな時こそ漫画喫茶です。(北斗の拳しか読みませんw)
結局、朝10時にLilyに着き、挨拶をして早速合宿STARTです!
まずはクロスのつけ方を…
お客様の右側から「失礼致します。」と声をかけて、気づかれたら鏡に映り込み、「〇〇の準備をさせて頂きます。」と一言。
実はこのちょっとした動作にも心遣いが溢れていて、日本人は右利きの人が約8割なので、聞き手側の右側から声をかけると安心感があり、逆に聞き手側でない左側から声をかけると心理的に挑戦的なイメージがあるのです。
その為、Lilyではお客様の右側からそっとお声をかけて施術に取り掛からせて頂くわけです。
まずはお客様の視界を遮らないように、それもタオルの側面を1センチ外側に折り曲げてからを首元に巻いて、クロスは前はタオルが見えるように、耳より約1センチ後ろからは隠れるように、お客様が苦しい思いをされないようにちょうど良い強さで付けていきます。
タオルの側面を1センチ外側に折り曲げるのは首元の肌触りを少しでも良くするための配慮であり、クロスを付ける時も前はタオルを出して後ろはタオルを隠す動作にもいみがありまして、それは前は単純にクロスよりもタオルの方が肌触りが良いからであって、後ろは首元まで毛が生えているので薬がタオルに染み込んで服にまで付着してしまうという最悪の事態を事前に防ぐためのものなのです。
たったのタオル1枚とクロスを付けるだけの動作でこの心遣いです。やはり、Lilyは本当にお客様のことを思っているんだなぁと心底感じました。
シャンプーも教えて頂きました♪
今回はまず基礎的なシャンプーの仕方を教えて頂きました。ほんの少しでもお客様に快適に過ごしていただく為の力加減の調節から簡単なマッサージも教えて頂きました。
シャンプーについては後日詳しく書いていきますね。
簡単なブローやアイロンの使い方を教えて下さいました。
ブローではとにかくお客様の頭を揺らさない!という事を意識して、頭の丸みに沿って手を動かして、早く乾かす為にドライヤーの風は常に頭のどこかに当てるということ、お客様が熱いと感じないようにする為に風は常に自分の手に当てるということを大切に乾かしていきます。
ですが、これが本当に難しいんです。
美容学生の方は是非一度濡らしたウィッグを机の上に置いて動かさないように乾かしてみてください。
この難しさがよく分かると思います。
それでなおかつ根元の癖を取るためにしっかりと毛を立ち上げながら乾かしていかなければいけないのですからね。
本当に本当に難しい…。
続いてアイロンの使い方
今回は毛先ワンカールでどんなスタイルが作れるかというのを見せていただきました。
「あぁ、毛先内巻きでしょ?」
いえいえ!そんなことはありません。
髪を引き出す角度によってカールが降りる位置にズレが生じることによって動きを出すことだって可能なんです。
ちなみにこれが寺村さんがサクッと仕上げられたもの。
どうですか?本当に毛先にワンカールを入れているだけですよ。驚きですよね。
さすがは我らが師匠、寺村さん。これがプロの力か…と思い、絶句してしまいました。笑
今日の研修これにて終了。
たったの1日でこのボリュームです。本当に受講料も無いも払わないのが申し訳なくなりますよ。このありがたい環境を噛み締めて成長した姿を見せられるように僕も頑張ろうと思えました。
さぁ、残る6日間も全力で楽しんで頑張るぞー!!