東京オリンピック2020年の予算が3兆円。経済効果は期待できないってホント?
2018.9.10
美容室Lilyスタイリスト:木村 賢司
2020年東京オリンピック開催!!
この瞬間、日本中が歓喜に包まれたかのような報道がされていましたが、実際のところはどうでしょう。
なんとなく日本の景気が傾きそうな気もするし、観光客も増えるだろうと予測する人も多いのではないでしょうか。
僕はぶっちゃけ複雑な感情でした。
オリンピックっていい話聞かないし。でも日本で世界中のトップアスリートが競い合う世界最高峰の祭典が行われるというのは非常に喜ばしいですし。
もっともよく耳にするのは予算の問題。
開催決定当初は予算7,000億円だったのが今では3兆円にまで膨れ上がり、
「過去のオリンピックの失敗から学ぶべきだ」「ほかに使い道があるだろう」といった批判の声が目立つようになりました。もちろん中には「それ以上の経済効果が期待できる!」だとか「オリンピックレガシーが経済効果をひっぱり続けてくれる」と言った声も。
実際このように否定的な記事も多く書かれています。
実際に過去のオリンピック会場の現在の状態がなんともずさんな状態であることは紛れもない事実ですのでなんとも言えないのですが、、
オリンピックは不況をもたらすとも言われておりますが、実際のところ、以前の東京オリンピック以降、赤字だった年も黒字だった年もフィフティーフィフティー。ただ1つ言えるのは赤字額の合計と黒字額の合計数を見ると圧倒的に赤字額の方が大きい。そして開催年の翌年はほとんどの場合不況に陥ってきたという苦しい現状があります。
過去のデータから見ても観光客はさほど増加せず、むしろ混雑を避けて観光の時期をずらす観光客も増えるのだとか。
とはいえ富裕層の観光客は間違いなく増えるだろうし、それに合わせたQR決済サービスや仮想通貨決済の導入フリーWi-Fiの強化、バリアフリー拡大なども行われるだろう。
となると国全体で見れば赤字をもたらすのかもしれないが、一部の事業にとってはこの上なく大きな好機となるのも容易に想像できる。
富裕層・観光客に向けた仮想通貨決済が積極的に取り入れられ、多くの企業が仲間に加わり、また小さな仮想通貨バブルが起こるのかもしれない。
にしてもこの3兆円という膨大な資金をもって開催される東京オリンピックですが、3兆円というお金があれば一体何ができるのか、まとめてくれている記事を発見したのでご紹介させていただきたい。
【東京五輪の費用3兆円あれば出来ること】
宮城の復興住宅 1戸約2400万円
12万5000戸分(全壊 約8万棟)熊本城改修 約634億円
3兆円の約50分の1保育士 平均年収323万円
約93万人分(待機児童 約2万3500人)国境なき医師団 寄付金約83億円
約361年分
日本の国内総生産(GDP)が約540兆円ほどですので東京オリンピックの予算はその180分の1。つまり、日本中が丸二日間かけて生み出す利益にほぼほぼ等しいということになります。
しかもオリンピックは実際のところ予算の1.5倍の費用がかかると言われています。
となると日本全体で丸3日かけて生み出した利益を全て使い果たすほどの金額になってしまいます。
そう考えるといかに大きな金額かということがわかりますね。
この金額を取り戻すことはできるのでしょうか…。
僕には到底予測もつきませんが、その後の不況は目に見えていますし、逆にそこにチャンスが埋れているのかなと思ったり思わなかったり…。
世界中から賞賛をいただけるようなオリンピックになるといいですね。
ではでは。