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新米美容師の小言【1秒を縮めようとするその姿が満足度を1下げる】

2018.1.13

美容室Lilyスタイリスト:木村 賢司

どうも、表参道で美容師をしている木村です。

 

 

昨日書いた

 

『新米美容師の小言【学生時代に美容室で不快に思った経験を活かす】』

新米美容師の小言【学生時代に美容室で不快に思った経験を活かす】

 

が少しばかりご好評いただけたので『新米美容師の小言シリーズ』を今日も書いてみようと思います。

 

ということで、今回も僕が営業中に気をつけていることをお話ししようかと。

 

お客様の目の届く限りは走らない

 

僕の個人的な考えなのですが、美容室はお客様が基本的に緊張感を持っている場所であり、忙しい現実を忘れられる場所でもあり、少しでもリラックス出来るに越したことのない場所なので、

 

走るという行為がいかに刺激的か。ということを深く理解する必要があると思うのです。

 

想像してみてください。

 

例えば、緑豊かで穏やかな風が吹き、清らかな川の流れを眺めて心からリラックスして癒されている最中に、車のクラクションが背後から聞こえると一気にリラックスモードが解けてしまいますよね。

 

「走る」という行為によって正しくこれと同じ現象が起こると僕は考えております。

 

お客様とスタイリストが楽しく会話しながら施術を進めていく最中に、他のスタッフがフロアを走る姿を見るとやはりどことなく落ち着かないというか、言い方は悪いのですが目障りとなるというか、

 

どうあがこうとポジティブな方向には向かないであろうと。

 

もちろん、どうしようもなく急いでいて1秒でも早く仕事を進めたくて走ることもあると思います。

 

でもその仕事を相応しくない場面で1秒早める姿により、同時に無意識のうちに満足度も1下げてしまうというのが僕の考え。

 

その1秒とお客様の満足度、どちらが大切かということを忘れてはいけませんね。

 

仕事は事前に準備をし、極限まで無駄を省いてもたつくことなく、急いだ姿を見せることなく素早くスムーズに済ませられるようにならなくちゃ。

電車に乗り遅れそうになって走っている姿はみっともないですよね。なんであと5分早く家を出れなかったんだろう。その5分ですら時間を管理することができないのだろうか。

 

僕はそんなふうに思ってしまいますし、そう思われたくもないので基本的に一つ前の電車の時間に合わせて行動します。それなら万が一乗り遅れても次の電車に乗れば理想の時間に着きますし。

 

これは僕もまだまだ出来ていない部分がたくさんあるので自戒です。

 

特にLilyの場合は高級店であり、お店に流れるBGM的にも、内装や空気感的にも「走る」という行為はそぐわない行為でしかありません。

 

サロンの雰囲気に合わせて、お客様にとって刺激にならないように徹することも大切なのではないかなと。

 

そんなところで新米美容師の小言でした。