【夢を持てない学生へ】たかふみはなぜ美容師に？

2018.5.14

美容室Lilyスタイリスト：高塩　貴史

はじめまして、表参道の美容室Lilyでインターンしている高塩貴史（たかしお　たかふみ）です。

最近いろんなかたが僕のもとへきてくれますが、その中で結構話題になる話。

たかふみくんってなんで美容師になったの？

よく言われるんですよね。

けどこの話をするとかなり遡ってお話ししていきます。

みなさんお付き合いください。

僕の最初の夢はプロ野球選手でした！

野球が大好きで小学生の頃はよくプロ野球を見たりするのが大好きで、クラブチームの体験などに参加するほどでした。

なんとスカウトしてくれるまでに！！

嬉しいな〜と思って家に帰って父親、母親に話すと。

「入れません！！」

と頑なに断られました。

当時小学生の僕は「クラブチームなんか入んなくたって自分で練習してプロ野球選手になってやる！！」

そう決めて学校終わりの放課後は走り込みをしたり、野球できる子と野球をしたり。

自分なりに必死に考え、やっていました。

そして小学校卒業するときに「よーし、中学生になったら野球部入るぞー！」って気持ちでいました。

ですが、春休みを迎えたときに急に両親に病院に連れていかれ、いろんな検査をさせられました。

そして医師にこう言われました。

「あなたには腎臓の病気があります。中学入ったら今から挙げる部活には入らないでね」

と。

そして1発目に。

「野球はやめてね」

もうこれを言われたとき頭が真っ白になりました。

僕にはそれしかなかったのに、急に大好きなものを奪われ、何をしたらいいのかわからない状態でした。

なんなら生きている意味ってあるのかな、って。

そして一つ繋がったことがあります。

両親がなぜクラブチームに入れてくれなかったか？

体のことがあって両親は入れなかったんだ、とそこで気づきました。

そんな気遣いを無視してでもやってやろう！とも思いましたが、大好きな祖父母よりも早く死んだら、とんだ親不孝者だと思い、そこまでに至ることはできませんでした。

中学ではソフトテニス部に入り、部長の役割までもらうことができました。

また体育のお偉いさんからは「君なら必ず選手になれる」とまで言っていただきましたが、またその言葉が返って辛かった。

そんなモヤモヤした思いを抱え、何もやりたいことがみえない状態であったため、中学生の頃はたくさんヤンチャもしました。

先生と毎日のように取っ組み合いをしたり笑

校長先生には学校に来るな！なんて言われて父親に頭を下げさせたこともありました。

けど、その時期くらいに美容室で髪を切る美容師さんの姿に

美容師カッケェ、、、

みたいに感じました笑

すごく単純な思いです。

じゃあいざ美容師について調べてみよう！！

と思い、調べると。

収入低い

休みない

付き合っちゃいけない３B

もうボロクソに書いてあるわけですよ。

けどそのときに思いました。

じゃあどうやって成功していけばいいんだ？？

間違いなく今の自分を見つめ直さなくちゃいけないし、専門卒業して美容師になってから頑張る！で間に合わないなって感じました。

もう今からじゃないと間に合わないんじゃない！？

って当時中学3年生の僕は思って中学を卒業し、高校入学したときに心を入れ替えようと思って活動をはじめました。

僕は極度の人見知りだったので、美容師をやる上では致命傷すぎる、と思ってまずそこを改善することからはじめました。

今まで本なんて1冊も読破したことないのにたくさん本を買って読みまくりました。

そしたら、ちょっとずつ改善されてきて初対面の人とも向き合えって話せるようになりました。

また、中学の頃は成績で言えば、下から数えたほうが早いようなレベルだったのが高校からはクラスで10位には入るような成績を取り続けました。

その傍らテニス部の部長をやり、外部でヘアメイクやセミナー活動を個人で続けてきました。

その過程を認められ、このLilyでインターンをさせてもらえたり、雑誌に取り上げていただけるようなところまできました。

本当にどうしようもない自分でしたが、夢を持ってから着実にステップアップしている感覚を自分ながらに感じれるようになりました。

たくさんやんちゃしてしまうのはまだやりたいことが見えていないから。

どう自分を表現したらいいのかわからないから。

今になってそう感じれます。

もしこれを読んでいる保護者様がいたら嬉しいんですが。

その子のやりたいことは真剣に応援してあげて欲しいし、できる限り環境は整えてあげて欲しいなって思います。

僕は道具もなければツテもないところから始めました。

正直すごく辛い思いも大変な思いもしました。

応援してくれてる人が1人でもいればどれだけやりやすいことか。

その応援団であって欲しいし、否定はして欲しくないと思います。

これを見てる学生もしっかり応援されるような努力は全力でして欲しいと思います。

僕は単純な想いから美容師を目指しました。

けどその純粋な思いを忘れず、その理想に向かって走り続けます。

長くなりましたが、よく受ける質問に答えてみました！

お手本となれるようにまだまだ頑張ります！

Flowersのご予約

Flowersのネットのご予約はこちらからお願いします！

また、Flowers体験の場合、営業時間内にご案内できるケースがございますので、LINE＠からご予約をお願いします！