トリートメントカラー
2012.3.2
Lily 代表:柳本 剛
今日はカラーリングをします!
でもただカラーリングするだけではありません!
トリートメントしながらカラーをします。
そんなことが可能なのか?
答えは、「可能です!」
カラーリングの仕組みを理解し、カラーと相互作用していく相性のいい処理剤を使用していきます。
そうすることによって、カラーで失われる栄養分を補いながらカラーすることができるので、なにもしないカラーリングの時よりもはるかにダメージを抑えることができます。
とても以外に思われるかもしれませんが、カラーはパーマよりもはるかに髪が痛みます!
髪の構造をかえる部分が圧倒的にカラーのほうが多いからです。
ですので、いかにカラーによるダメージを防ぐことが大事なのが分かりますよね?
では実際にモデルさんで検証していきましょう!
本日のモデルは、遅番の佐々木くんです(^^)
彼は元整体師という異色の経歴の持ち主です!
元整体師ですので、彼のシャンプーや肩マッサージは非常に気持ちいいとお客様にもとても好評です!
ビフォア フロント
ビフォア サイド
髪の長さ自体は短いのですが、ハイライトが入っており乾燥しやすい髪質ですのでとてもパサつきがあります。
普通にカラーをしても、すぐに色が落ちてしまうのが想像できます。
まずは、髪に付着しているワックスを除去するとともに、髪をフラットな状態にして薬剤の力が100%発揮できるようにします。
シャンプー台で、『七人の天使』でプレシャンプー。
ここでヘモグロス5倍希釈を塗布し、毛髪内のメラニン色素の周りにヘマチン(Fe)の働きで、メラニンの分解を促進させます。
その後少量のペリセアーゼを塗布し、1度お流ししたあとにレストアーゼγを塗布します。
ペリセアーゼを塗布した後に、レストアーゼをのせることでアルキル化されているレストアーゼの定着がよくなります。
そのレストアーゼγはカラーの発色をとてもクリアにしてくれる、カラーにはかかせない処理剤です!
レストアーゼを流さず、お席で温風と冷風を交互に繰り返しながらドライします。
ここからがカラーの塗布です。
使用したのは、10/47+8/44ー6% 5:1のレッドブラウンの色味です。
ローライトが、6/11ー3%
顔周りにローライトを施します。
その語、根元をバックから塗布し、チェックで毛先までのばします。
ラップし、タオルターバンをして自然放置30分。
これで完全発色をさせます。
完全発色させることにより、色持ちがよくなり、カラー剤に含まれるコンディショニング成分も髪の中に浸透し、より髪を綺麗にみせることができます。
チェック後シャンプー台に移動します。
カラーの乳化時にヘモグロス10倍希釈を使用し、カラーの酸化重合を大きくしてカラーの褪色を防ぎます。
よくカラー剤を流してシャンプーします。
後処理で「モイストパティエンス」→「キトグラス」→「ペリセアーゼ」→「バッファー5倍希釈」を塗布して軽く流します。
では仕上がりをご覧下さい。
素晴らしく綺麗に発色しています!!
しっかりとトリートメントとカラー剤を、お互いにいいところを引き出してあげるとこうなります☆
とてもクリアな発色でいて、暖色系だけどすこぶる色持ちもいいです!
長く綺麗な色味を楽しみたい方にオススメのトリートメントカラーです!
柳本 剛