サロンは自分を写す鏡
2016.6.19
Lily 代表:柳本 剛
こんにちは!
くせ毛、縮毛矯正、ヘアケアの専門特化集団 表参道・青山の美容室Lily/リリィ代表
美容家の柳本です^^
Lilyの内装や器具は全て白で統一しています
なぜ汚れやすい白で統一していると思いますか?常識で考えると、美容院では白の内装や器具は敬遠されがちです。
僕がシャンプー台を白にするって言った時に、担当の方は「白は汚れが目立つし、カラー剤などが付着したら取れないのでオススメしないです」と仰いました。
なら何故売っている!www
まあそんな事はどうでもよく、もちろんこれには全て意味があります。
僕が白にこだわるのは、
汚れるからです。
???ですよね?笑 汚れるのが分かっていて、どうして白にするのか?
理由はとってもシンプル。
汚い仕事をしたら、そのまま汚れという結果として見えるからです。
伝わっていますか?
サロンとは、働いている自分自身を写す鏡でもあります。自分が汚い仕事をすれば、そのまま汚れとして残ります。
美しい仕事をすれば美しいまま存在してくれます。
それをありのまま表現出来る世界が「白」なのです。
まさに自分自身の美容師像を描くスケッチブックとでも言うのでしょうか。その事を働くスタッフ自身で自覚してもらいたいという意図がそこにはあります。
過去にはこんなご意見も頂きました
過去には匿名で、サロンの掃除が出来ていない。本に髪の毛が挟まっている。机の上に髪の毛が落ちている。
そんな指摘も頂きました。こちらの完全な落ち度ですね。
誰の責任かではなく、それはスタッフみんなに責任があり、誰しもがその現状を変える事が出来たハズです。
そう言って頂けるのも、またLilyに行きたいという想いからだと仰って下さいました。本当に有難い事です。そうやってお客様に育てて頂く事もあります。
白いからこそ、黒い髪の毛やホコリ、カラーの汚れがすぐに露呈するのです。
これが黒や茶色だとどうでしょう?すぐには気付かないかもしれないし、気付いても見て見ぬ振りのスタッフもいるかもしれません。
見過ごす理由を作ってはならない。僕はそんな風にも思います。
スタッフがすぐに気付ける環境づくり。それも経営者には必要かもしれません。
天井、カーテン、セット面、椅子、レセプション、壁、ドア、床。全てが真っ白です。
真っ白であれば、カラー剤がお客様のお召し物に付着する事も、未然に防ぐ事が可能になります。残念ながら、美容室ではお客様のお召し物をカラー剤などで汚してしまうという事故が起こり得てしまうのです。しかしその確率を大幅に低下させる事も可能です。
真っ白の内装は少しの汚れでも目立つのだから、カラー剤が付着していようものなら一瞬で分かります。事故を未然に防ぐ事もとても大切な事なです。おかげでLilyではカラー剤による事故は未だ起っておりません。
このようにスタッフ一人一人が美しい仕事が出来るようになるため
物を大切にする心を育むため
すぐに細かい異変に気付けるため
事故を未然に防ぐため
そんな理由がLilyの白い内装には込められています。
そして何より、白のフレンチシャビーが最強に可愛い!!という僕個人の好みが反映されています笑
柳本 剛