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くせ毛の人目線から見た、アイロンしてからカットされてしまう意味とは

2016.11.28

Lily 代表:くせ毛の悩みに, 柳本 剛

昨日うちののっちがこんなブログ書いてたんですね。面白いから1回読んでもらいたい。

くせ毛得意美容師にアイロンでストレートにしてからカットされた件

内容としては、くせ毛のお客様がくせ毛カットが得意だという美容師さんのところへ行ったら、くせ毛を活かして欲しいという自分の要望とは裏腹に、ストレートアイロンでくせを真っ直ぐにしてカットしたそう。

んで、お客様的には、それってどうなの?って疑問を持ったため、のっちのところへご来店下さったというわけだ。

うん。これ凄く分かる!

僕も昔くせ毛が今の10倍くらい強かった時に、くせ毛を上手くカットで収めて欲しくて、くせ毛カットが得意という美容師さんのところへ行ったんだけど、僕もそこでくせ毛をストレートアイロンで伸ばされてからカットされたのね。

僕も当時美容師1年目のため、くせ毛を上手く活かすカットって、くせの状態を見ながら、その状態に合わせてカットしていくことだと理解していたし、本当にくせ毛カットが上手な美容師さんはそんな風に切っていたのを知っていたから、アイロンで伸ばして切って、しかも仕上げでもアイロンをされたことにある意味驚愕し、結局1度シャンプーしたら「切る前よりくせが酷くなったよね、やっぱり」って経験をしているわけです。

だからこのお客様が感じた疑問を僕もよく理解出来るし、実際その疑問は正しい判断だとも思うわけです。

じゃあ、くせ毛はアイロンしないでカットすることが正解なのか?

それはのっちが上手く説明してくれていますよね。
まだ読んでない方は読んでみてね。

くせやヘアスタイルの状態、お客様のライフスタイルによっては、アイロンするしないとか色んなアプローチの方法があると思うんですね。

今回のお客様のことで、僕ら美容師側が1番理解しなければならないこと。

それは、
くせ毛の人にアイロンすることがダメなんじゃなくて、お客様がどうして欲しいのかを知る努力がなかったことが残念であり、まずはお客様がどうして欲しかったのかを知るためのコミュニケーションが必要。
その上で、プロとしての提案があるのなら、お客様の話をしっかりと聞いたのち、ちゃんと相手に伝わりやすく説明してあげる必要がある。

そう、伝わらなければ伝えてないのと同じなんです。

もしかすると僕の髪を切った美容師さんも、アイロンをする意図が何かあったのかもしれない。
だけど僕はそれを知らないし、実際に僕はカットだけで収まるヘアスタイルにしたかったわけです。

結果、何も知らされず1度シャンプーしただけで崩れてしまうヘアスタイルしか切れないと思われてしまい、「ヘタクソやん」と僕に落第点を突き付けられてしまったわけです。

もし!
もしそこに理由と意図があり、それを僕に伝えていたらどうだっただろうか?

その意図を理解した僕が、上手くセット出来たかもしれないし、それを聞いて「いや、僕はアイロンを使わないんで、くせの状態を見極めながらカットして欲しいんです」と言えたかもしれない。

きっと結果は大きく変わっていたはずです。

僕らの仕事は、人と人。

コミュニケーションで成り立っています。

もしかするとこんなコミュニケーションのズレは多々あるのかもしれない。

そのことをしっかりと頭に入れた上で、出来る限りお客様とズレのない対話を行い、一からちゃんと信頼関係を結んでいかなければないらないと、強く感じる今回の出来事でした。

うん、流石はくせ毛のお客様のことを、深く理解しまくっているのっちらしいブログです!

くせ毛得意美容師にアイロンでストレートにしてからカットされた件

Lily代表 柳本剛

柳本 剛

予約

Lily代表。くせ毛・縮毛矯正の匠であり、1万人以上のくせ毛を扱い辿り着いた、独自のヘアケア理論を持つ。その圧倒的なくせ毛に関する経験や知識を生かし、お客様目線のくせ毛に特化したヘアケアの開発を得意とする。

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