どこもマネできない組織づくりとは
2018.6.29
Lily 代表:柳本 剛
先日Unami吉祥寺代表のファムと対談取材を受けてきました。
ファムはとってもいいヤツだし、有言実行の凄いヤツなんだけど、そんなのみんな知っていることなので今日はその話は置いておいて笑
今回一緒に対談して感じたことをツラツラと。
美容業界はブラックが当たり前だった
昨日の対談でも話したんだけど、僕らが美容師一年目の頃って業界全体がまだまだブラックが当たり前という空気感だった。
ちなみに僕が最初に勤めた美容院はブラックを軽く通り過ぎてブラックホールくらい闇が深かったんだけどねw— Lily代表 柳本 剛 (@BiyokaYanagi) June 27, 2018
僕の同期はみんな優秀な人ばかりだったんですけど、やっぱり優秀な人からどんどん辞めていっちゃいました。
僕はバカなので自分が欲しいものが手に入るまで意地でも辞めることはありませんでした。
今思うとさっさと辞めればよかったなと笑— Lily代表 柳本 剛 (@BiyokaYanagi) June 27, 2018
そこで僕が欲したのは技術力。
でもね、そこで得た技術なんて今はほとんど使ってない笑
そんな苦しみに耐えてまで得たのに使わないんだから、結局は何が財産になるかなんて分からない。
それなら嫌な事を我慢したりするより自分の長所や好きな事を伸ばした方がいい。— Lily代表 柳本 剛 (@BiyokaYanagi) June 27, 2018
僕も見事に俗に言うブラック企業というやつに入社してしまったわけです笑
ホント優秀なヤツからさっさと辞めていきましたよ。
1年経って残った同期は誰もいませんでした。僕一人。
それだけでも十分異常さが伝わると思うのですが、その当時の僕にはその狭い世界が自分の全てだと思い込んでいました。
全てを自分で背負い込んでいましたね。
美容師を辞めたいとか美容師の仕事が心からつまらないと感じたのは、後にも先にもこの時だけです。
もし美容師辞めたいとかつまらないと感じている人がいるのなら、それは環境が悪いだけかもしれません。
実際僕はこの1店舗目のお店を辞めてから美容師の仕事が好きで好きで、楽しくて楽しくて仕方ありません。愛しています。
もらえる給料は一緒でも全く別の世界でした。
それだけ環境というのは大事なものです。
反面教師
ブラック企業に勤めてしまって最悪!と思うのが普通ですが、僕が1つだけ勤めて良かったと思えていることがあります。
それは『ブラック企業を反面教師に最高の環境づくりができる』ということです。
ブラック企業は組織の大前提である人財からどんどん離れていき崩れていきます。
ならばいかに働くスタッフにとって居心地がよく楽しい環境を提供できるかを考えればいいのです。
それが僕がLilyの経営者としての役割です。
どこもマネできない組織づくり
スタッフが辞めない居心地のいいサロンというだけではサロンの存続はできません。
僕たちが目指したのはどこもマネできない唯一無二の集団です。
まさにワンピースやアンベンジャーズといった表現が一番近いと思います。
一人一人が船長や映画の主役を張れるだけの光り輝く価値と個性。
そんな強い個が集まったらもっと凄いことが起こるのなんて容易に想像することができますよね!
それが今現在Lilyで起こっていることです。
まさに当初想定した通りの流れになっています。
仕組みはマネできる。じゃあマネができないこととは?
いくら素晴らしい仕組みを作ってもマネされます。
それこそ資金力がものを言います。
じゃあ資金力が関係なくマネの効かないものは何か?
その答えを見つけるのが経営者の仕事ではないでしょうか。
僕らはその1つの答えを見つけただひたすらに実行し続けているのです。
その根底には自分が受けた酷い仕打ちからたどり着いた『スタッフファースト』という考えが僕の意識に深く刻み込まれています。
『災い転じて福となす』
まさにこの言葉通りの人生を歩んでいる私でございます。
たくさんの失敗や困難がありましたが、そんな経験がるからこその今の自分たちがあるのです。
対談ではファムから「美容師人生のスタート時点で既に大失敗してるじゃん!」と突っ込まれる始末でした笑
大丈夫。僕のようにスタートからつまずいても何とかなるものです。
失敗を恐れず挑み続けましょう!
その失敗という経験が一回りも二回りもあなたを成長させてくれるのです。
失敗は成功の元 ですからね!
柳本 剛