トリートメントは髪を痛める④
2012.5.13
こっちも読んで下さいね(^^)♪
で、前回の続きの「いらない邪魔なものはなに?」のつづきです!
それはすなわち「皮膜=コーティング」です。
これらが原因で、
トップのボリュームが出づらくなったなとか、
コテで巻いてもすぐに落ちちゃうとか、
パーマかけても上手くかからず痛んじゃったとか、
カラーも前のほうが綺麗な色になったとか、
の1つの要因になってしまうのですよ!
では、なぜ皮膜=コーティング=トリートメントが髪を痛めるのかと言いますと、
みなさん何かしらカラーやパーマ、縮毛矯正などをされていますよね?
カラーにしろパーマにしろ、髪の中で化学反応を起こさせて色を染めたり、カールをつけていますよね?
髪の中で反応させた物質は、当然髪の中に残ります。
これを残留物としましょう。
この残留物がないほうが髪にとって負担がかからないということになりますよね?
じゃあカラーやパーマのあとにする、コーティング系トリートメントをするとどうなるかというと、
当然残留物の上にフタをすることになります。
外=表面はサラサラ、ツルツルになっています。
では髪の内側はというと、
残留物の影響により、髪の中からボロボロになっていきます。
もう少し詳しく説明すると、基本的な残留物には残留アルカリや残留過水などがあります。
これらが髪の中に残ってしまうとどうなるか?
ほんの一例として、アルカリと過水は反応して髪を脱色します。
つまり明るくなります。
カラーした直後はこれを「色が落ちた」と感じるのです。
また、髪の中で反応が進み続けるためダメージも進行してしまいます。
皮膜で被うと残留物は外に出れず、髪の中に残り続けます。
残留物が髪の中に残ることは、髪にとって相当な負担となります。
髪を皮膜で被ってしまうとはそういうことなのです。
つまり、皮膜=トリートメントすると髪が痛むということなのです。
つづく
柳本 剛