「シャンプー解析サイトを鵜呑みにしてはいけないんだなぁ」という気付き

2015.5.10

Lily 代表：柳本　剛

こんにちは^^

美容家の柳本です。

僕のところにはシャンプーに関する質問が多く寄せられます。

今回はシャンプー解析サイトを鵜呑みにし過ぎてはいけないんだと、お気付きになられた方からご質問です。

わざわざご質問頂きましてありがとうございます♪

こんばんは^^

はじめまして
いきなりのメッセージごめんなさい

ネットでブログを見つけてFacebookのリンクから来ました。

私は去年の夏から髪がきしみ出してくしがひっかかりやすくなり、シャンプーを変えようと思いシャンプー解析サイトを見ていたのですが柳本さんのブログを見て解析サイトを鵜呑みにしてもいけないんだなぁと思って、今シャンプーなにを使えばいいのかわからず悩んでいます(/ _ ; )

6年間h&s使っていたのですが解析サイトでひどいシャンプーだと書いてあったので凹みました…

ロングでカラーしているので痛みが気になり、Raffiというシャンプーが良さそうだなぁと思っているのですが…

なにを使えばいいのかわかりません
なにかアドバイスいただけないでしょうか(>_<)

このご質問に対して僕は、「ちなみにきしむというのは、髪が濡れている時ですか？ それとも乾いている時ですか？」

と返させて頂きました。

その理由は後述します。

その前にまず、シャンプー解析サイトで酷評されている物でも、僕は全然悪いとは思っておりません。

それはシャンプー解析サイトとはその文字通り、シャンプーの成分で良し悪しを計っています。

１つ１つの成分のことを理解するというのは、非常に大切なことだと思います。

ただ正直髪の毛のことってあんまりよく分かってないのも事実なのです。

どうしても人命がかかってない以上、そこに多くの研究資金が集まらないのすね。

だから髪の毛のことはあまり解明されていない以上、この成分が実際の髪に、しかもご自宅で使用される現実的な使用方法において、どのような結果をもたらすのかは分かっておりませんし、見解の分かれるところでもあるのです。

だからあまり１つ１つの成分に神経質になることはないかと考えています。

それに最近シャンプー開発をしていてとても感じることは、１つ１つの成分が大切なのではなく、

どのような組み合わせで、どのくらいの配合量で作るかによって、そのシャンプーの性格が決定するということ。

そう、それはまさに作り手のセンスとバランス次第なのです。

だから正解などないのです。

みなさんの髪質も違いますし、そのダメージ具合、カラーや矯正の履歴など千差万別です。

だからシャンプーやトリートメントが、あなたの髪に合うかどうかは、成分だけでは判断のしようがないということと、ある程度の期間使用しなければ結果はみえてこないということです。

最低でも２、３ヶ月はそのシャンプーを使い続けてみることが良いのではないかと考えています。

しかし、使用するだでは良し悪しが分からない、もしくは正しい判断が出来ないということも十分に考えられます。

それは先ほど、「ちなみにきしむというのは、髪が濡れている時ですか？ それとも乾いている時ですか？」

という質問者様に対する問いにつながってきます。

それは、

濡れているときのきしみは悪いとは限らない。

乾いているときのきしみ（引っかかり、絡み）はダメージが原因のため問題がある

という考えです。

つまり髪が濡れている時にきしむのは、全く問題ではなく、その髪が乾いたときにきしみや引っかかりがあった場合は、髪の痛みが原因のため、注意が必要ということです。

すなわち、髪濡れている時のきしみとシャンプーの良し悪しには関係がなく、乾いている時のきしみは髪の痛みに関係しています。

ですので、あなたの髪がダメージによりきしみがあるのかどうか、その判断が難しい場合は信頼出来る、現場の美容師さんに診てもらうことが１番の方法であり、髪の状態によってシャンプーやトリートメントなどの、ヘアケアを選別してもらうことのがよろしいのでないかと思います。

また、シャンプーの作り手の考え方に共感したとか、その人が作っているシャンプーだから安心して使用出来るという考え方も、すごく大切だと思います。

僕自身、誰が作っているか、どんな思いでそれを作ったのか、作ったものに愛があるのか。

そういうことをとても意識します。

そしてファンになります。

ファンになれば、周りがなんと言おうと、自分が信じて選んだものに間違いはないという思いも生まれるからですね^^

あなたもご自分の髪に合う、素敵なシャンプーにきっと巡り会うと思います。

そしてそれと同時に、信頼出来る美容師さんにも巡り会うことが出来るでしょう。

お互いの信頼関係によって、シャンプーも美容師さんも、お客様も共に成長していけるのだと思います。

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別に嫌われてもいいじゃん。それってチャレンジしてるってことだから。