毎日使うシャンプーに求めること ②
2012.3.25
一週間に渡り連載してきた『マインド』に関する記事が一段落しましたので、ずいぶんと久しぶりにシャンプーに関する記事を書きます。
前回の記事で、今の時代に合った「シャンプーの考え方」をまとめると、3つの考え方にたどり着くというお話をしました。
今回は、自分のライフスタイルに合わせたヘアケアの考えた方について説明していきたいと思います。
よくそのあたりに売っているシャンプーをみると「ノンシリコン」「オーガニック」「カラー、パーマ専用」「◯◯成分配合」などをうたったものが至る所に売られています。
みなさんどれが自分の髪にとって必要なんだろう?って思った事ありますよね?
よく分からないけど、「シリコン」はよくないって言われてるから「ノンシリコン」がいいとか、すぐにかゆくなって「フケ」が出てきちゃったりするから、なんとなく肌や体によさそうな「オーガニック」のものを選ぶんだと思うんですよ。
でも、ここでしっかり『本当に髪や頭皮に必要なものと、そうでないもの』を『自分のライフスタイルに合わせて』チョイスすることが必要になってきます。
どうしてかと言いますと、日々の生活でシャンプーしたり、髪の毛を乾かしたり、外で紫外線を浴びたりしていくうちに、髪は日を追うごとにダメージを蓄積していきます。
そのダメージを補うために、髪に必要な「栄養分」を補充していく必要があります。
日々失われていく栄養分を補う事によって、元の髪の状態にできるだけ近づけてあげて毎日のお手入れをしやすくして、次のカラーやパーマへの下準備にもなります。
それとは別に『髪には必要でないもの』もあります。
それは、カラーやパーマをした時に残ってしまう『残留物』です。
この残留物をいかに早く髪の外に出してあげるかが、とても重要になります。
残留物が髪に残ってしまう事によってよりダメージの進行を早めたり、髪の毛の色が明るくなりパーマもとれやすくなる原因になっしまいます。
また、『ヘアケア』というものは毎日とる食事と同じだと考えています。
毎日片寄った食事ばかりしていると、体の健康を維持できませんよね?
それと同じで、毎日行うシャンプーやヘアケアが間違っていると、当然髪の健康を維持することはできません。
髪の毛の健康を維持するためには、『正しいヘアケア』を行う必要があります。
そして、毎日行うという事は『継続』が一番重要になってきます。
だからこそ、ご自身のライフスタイルに合った負荷のかからない、最も持続させることのできる方法を選ばなければなりません。
以上のことを踏まえた上でシャンプーを選択していく必要があります。
なかなかご自分ではよく分からないという方も多くいらっしゃると思います。
そういう時のための美容師ですので、信頼のできる美容師さんに、あなただけのシャンプーを選んでまらえればと思います。
もちろんぼくも皆さんのお役に立てればと思いますので、どんなシャンプーを使うかお悩みの方はいつでもご相談下さい。
柳本 剛