初の人間国宝
2012.4.17
以前の記事で 曲線美と直線美 でご紹介した建築家の「ダニエル・リベスキンド」
彼の作品の『ヴィクトリア&アルバート博物館』の中でずっと気になっているものがありました。
それはレセプションの真上にぶら下がっている青~緑色に光る綺麗なモニュメントです。
すごく綺麗だからずっと頭の中に残っていました。そうしたらつい先日、同じようなオブジェを発見したんです!
それはどこかと言うと『アトランティス・ザ・パーム』というこれまたすんごいホテルの中でした。
そのホテルのロビーにその圧倒的な美しさを誇るオブジェはありました。
さすがにこのホテルにあるという事は世界的にもかなり有名なアーティストだろうと思い調べてみました。
結果、ものすごく有名な方でした^^;
その道においてはもはや右に出るものはいない程にです。
チフリーは本当にアートが好きなんだなっていうエピソードがあります。
イングランド滞在中に正面から来た自動車の事故に巻き込まれ、フロントガラスを突き破り彼は外に飛び出された。ガラスによって顔がひどく損傷し、左目が盲目となった。それまで彼は自らガラスに細工を施していたが、回復後の1979年、ボディサーフィンの事故で肩を脱臼させ、それ以降ガラス吹きパイプを持つことができず、細工を他の人に依頼。2006年のインタビューでは「私はいったん身を引き、見ていることとした」と言い、多くの視点から作品を見ることができ、より速く問題を予想することができたと話した。自分の役割を「ダンサーではなく振付師、選手ではなく監督、俳優ではなくディレクター」と言った。
『信念を持ち続けて』一つの事をやり抜いていると他の追随を許さぬほどに独自の価値を生み出せるんだなって考えさせられます。
だからこそ誰が見ても圧倒的なこの上なく美しい作品を生み出せるのだなって思います。
ではご覧頂きましょう!
柳本 剛