石油由来シャンプーがダメって本当??
2015.10.18
Lily 代表:柳本 剛, 自宅での美髪ケア, 髪の傷みにお悩みの方へ
こんにちは!
くせ毛、縮毛矯正、ヘアケアの専門特化集団 表参道・青山の美容室Lily/リリィ代表
美容家の柳本です^^
シャンプー関連のご質問を多く頂くのですが、その中でも割と多いのが、
石油由来のシャンプーはダメなんですよね?
というもの。
理由は石油由来のシャンプーは洗浄力が強く、刺激が強いため。
果たしてそれは本当でしょうか?
僕もシャンプーを作り始めて知ったのですが、
石油由来の成分は植物由来からでも作れるのです!!
例えば、石油系界面活性剤の代表格「ラウレス硫酸Na」
もちろんこれも植物から抽出して作ることが可能です。
石油系界面活性剤だと信じ込まされていたものが、石油からでも植物からでも作れる。。。
てことは、そもそも石油由来も植物由来も関係ない!!ということになります。
まあ石油由来だろうが、植物由来だろうが、出来上がるのは「ラウレス硫酸Na」笑
洗浄力が高く、刺激が強いのは石油系だからではなく、そもそもラウレス硫酸Naがそういう性質なだけです。
出来上がるものは、CH3(CH2)10CH2(OCH2CH2)nOSO3Na=ラウレス硫酸Naということに変わりはなく、石油からであろうが植物からであろうが、全く同じ性能。
むしろ石油からの方が安定性が高いものが作れるそうです笑
確かに植物だから良いものが収穫できる時もあれば、できない時もある。
自然のものとは本来そういう事ですもんね^^
もっと言えば、石油もある意味自然界のものなので、自然系、またはオーガニックとでも言えるのでは?笑
逆に植物由来と謳っている製品でも、石油由来のものがあったりします。
それはもはやどっちが由来でも一緒なので、マーケティングの一環としてそう謳っているという事が見えてきますね^^
ちなみに界面活性剤だけではなく、スクワランなどの保湿成分においても同様の事が言えるそうです。
そんなわけでシャンプーや化粧品でよく言われる石油系は良くない。
なんていうのは、ただの迷信です♪
柳本 剛