【ヘアカラー】最近はやりの外国人風カラー
2017.6.10
Lilyアンバサダー:Akiko, 髪の傷みにお悩みの方へ
こんにちは!Lilyケアリストの直井晶子です!
Contents
街にあふれる鮮やかな髪色
最近Instagramなど、様々なSNSで【#外国人風カラー】というものをよく見かけます。
人気で可愛い流行りのヘアカラーですが、どんなものかご存知ですか?
透明感のある外国人風カラー
最近人気の外国人風カラー
透明感があり、日本人の髪にはない柔らかそうな質感が特徴的ですね!
外国人の柔らかい髪質に憧れて…
キラキラと見える髪色に憧れて…
とにかく最近人気な色です♡
日本人の髪質で透明感は出し辛い
外国人風カラーの特徴は何と言っても透明感のある色!
しかし、日本人の髪で透明感を出すのは実は至難の技です。なんてったって元々のメラニン色素が多いこと多いこと…
髪にはユーメラニン(黒〜茶褐色)と、フェオメラニン(黄〜赤褐色)というメラニンが含まれていますが、アジア人の髪にはユーメラニンという黒〜茶褐色の濃い色の色素が多く含まれるため、透明感が出にくいです。それに対し、北欧系のブロンドヘアなどはユーメラニンはほとんど含まれず、フェオメラニンの数も少ないです。(ブロンドも色により色素量が変わるが、ユーメラニンよりははるかにフェオメラニンの含有率が高い)
カラーをしようにも、このユーメラニンという色の濃い色素に邪魔をされてしまい、なかなか透明感を出すことができません。
透明感を出す手段
ではどのようにして透明感の出にくい日本人の髪に透明感を出すのか。
邪魔なユーメラニンを無くすために…まずはじめにブチーチなどで髪を脱色し一度明るくします。
明るくすることで、毛髪内部のメラニン量を極端に少なくします。ユーメラニンはフェオメラニンに比べ壊れやすい色素なので、ブリーチする過程でフェオメラニンよりも先にユーメラニンがなくなります。すると、毛髪内のメラニンのバランスが北欧、欧米のブロンドヘアに近くなり髪に透明感が出ます。
そこへ希望の色を入れると、透明感のある希望色ができるわけです。
透明感は染め上がりの明るさではなく、染める前の髪の明るさに起因します。
ハイトーンじゃなくてもダメージはハイトーン級
ユーメラニンが残ったままだとそれに邪魔をされて綺麗な透明感は実現しません。淡いピンク色にしたいのに赤や茶色があったらできないのと同じです。明るい色だけと思われがちですが、例え暗い色のカラーをする場合でも、ユーメラニンの有無で透明感は変わってきます。
青の絵の具と黄色の絵の具を混ぜて緑色を作るよりも、最初からある緑色の絵の具を使ったほうが、色が綺麗に見えますよね?色が重なれば重なるほどくすんでしまいます。
ヘアカラーも同じです。メラニンやらカラー剤の色素やら…混ざればそれだけくすみが出ます。なら、いっそのことメラニンを全て壊してしまえ!と…そのほうが同じ明るさだとしてもやはり発色・透明感が違います。
ハイトーンにするわけでなくともブリーチをするのです。ブリーチをしてカラーをして…そうやって透明感を演出します。
ブリーチをしている時点でダメージはハイトーンカラーをするのと変わりありません。
“明るさとダメージは比例する” 例外もある
“明るさとダメージは比例する” は事実です。
しかし、外国人風カラーで透明感を出したいのであれば話は別です。
上記にもありますが、透明感を出すために、明るさ関係なくブリーチをします。ブリーチをしている以上、いくら暗い色に染めたとしてもダメージは大きいです。
綺麗な外国人風カラーをするのであれば、それ相応に大きなダメージと引き換えになってしまうことをお忘れなく!
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Akiko