素髪と皮膜髪
2016.6.18
Lilyアンバサダー:Akiko, 髪の傷みにお悩みの方へ
こんにちは!Lilyケアリストの直井晶子です!
素髪と皮膜髪
余計な物が付いていないスッピンの状態の髪の事を素髪、コーティング剤などが付いている髪を皮膜髪と呼んでいます。
そもそも皮膜とは?
辞書で調べると、読んで字の如く皮の様な膜なのですが笑
表面処理です。処理というよりは加工に近いですが、要は膜をはって表面を整え、手触りや質感、見た目を良くするといった意味があります。
皮膜髪のイメージ
それだけだとあえて素髪と皮膜髪をわける必要性を感じません(むしろ皮膜髪の方が見た目もいいじゃん!)が、大事なのは何の目的で皮膜させるのか、です。
よく、皮膜をファンデーションに例えます。理由は【ダメージ(肌荒れ)を隠して綺麗に見せる】からです。
コーティング剤のたっぷり入ったホームケア用品(シャンプーやトリートメントなど)、サロントリートメントは一見綺麗になった様に感じますが綺麗になったわけではなくダメージを隠しているだけです!
まぁそれだけならまだいいのですが…
ファンデーションと皮膜
ファンデーション(メイク)は毎日落としますが、皮膜(コーティング剤)は毎日落としていますか?シャンプーをされているかと思いますが落としきれていますか?
ポイントはここです。落ちきっていないんです。特に皮膜成分たっぷりのシャンプーなんかは洗ってるそばからコーティングしているわけですから落ちる間もなく更に重ねている事になりますよね。
少し前に話題を呼んだ動画です。1年分のメイクを重ねるといったものになるのですがご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
Lernert&Sanderという2人の男性アーティストによる実験的なアートになるわけですが、365層ものメイクとなると考えただけでも恐ろしいです。
皮膜はシャンプーで多少は落ちるので全く落とさずにメイクを重ねるのとは訳が違いますが、イメージはしやすいかと思います。
綺麗に見えるなら皮膜髪でもいいのでは?
綺麗に見えるだけならいいのですが…
◇薬剤を使用した施術後のトリートメント
薬剤を使用した施術(カラー、パーマ、縮毛矯正など)の後は毛髪内部にまだ薬品が残っています。その直後にトリートメントをしてしまうことで髪がコーティングされ、本来落とすべき成分が中に閉じ込められ傷みの原因になってしまいます。
皮膜が傷みの原因になってしまいます。ましてやそんなに何層にも重なっていては残留している薬剤を落とそうにも簡単には落とせないですよね。
せっかく綺麗に見せる為にしているのに、ダメージを負ってしまうのでは元も子もありません。
それに、ファンデーションの動画を見た後だと余計な物は綺麗サッパリ落としてしまいたいなぁと思いますよね笑
素髪が綺麗なら皮膜させる必要もありません。むしろ自然なツヤ感を好む方も多いのではないでしょうか?
皮膜の必要がないくらい、綺麗な素髪を目指しませんか(^^)?
Akiko