【ヘナカラー徹底解説】ヘナカラーって何?メリットとデメリットは?【2020年最新】
2020.4.16
美容室Lilyスタイリスト:高塩 貴史, 髪の傷みにお悩みの方へ
2020年4月16日更新
ヘナカラーって最近では少しずつ浸透してきて、いろんな見解や捉え方があるのも事実です!
実際Lilyでも髪質改善という名のもとヘナトリートメントという施術もあります。
今回はそのヘナカラーについて徹底解説していきたいと思います!
この記事を読むことで…
・ヘナカラーについて知れる
・ヘナカラーを検討中の人におすすめ!
Contents
ヘナカラーって何?
ヘナカラーとはヘナの葉っぱを乾燥させて染料にしたものは水にといたものを着色することをいいます!
色自体は基本的にはオレンジ系の色味が主流ですが、今ではアッシュ系の色味までもでてきていて、そこの2つを混ぜ合わせたりすることで微妙な色味を再現できるようになっています。
(それでも幅は広くありませんが)
ヘナカラーは水に溶かして塗るのですが、髪の毛のキューティクルは水に濡れることで少し開きます。
その隙間にヘナの染料が入っていき、髪の毛の内部のケラチンと反応することで髪の毛が染まります。
ヘアカラー剤との違いは何?
通常のカラーと大きく違うところは2つあります
・化学染料が入っていない
・脱色力はない
少し詳しくご説明していきます。
化学染料が入っていない
ヘアカラー剤には化学染料が入っているため、ヘアカラーで髪の毛の色を変化させたり、髪の毛を明るくすることができます!
しかし、ヘナカラーには化学染料が入っていないためアレルギー反応を起こす可能性が低いのが大きな特徴です!
(植物アレルギーの方は要注意)
なので、薬剤とはまた違うジャンルにはなります!
脱色力がない
これは上記で説明したことと重複してしまう部分でもありますが、化学染料が含まれていないので
髪の毛の中のメラニン色素を破壊する物質が入っていないため、髪の毛を明るくする能力はありません!
なので、黒髪に対してヘナカラーをしても色味が変わることも明るくなることもありません。
しかし、白髪などは透明なのでヘナの染料が入ることで色味がわかるので、白髪染めとしてされている方もいらっしゃいします!
ヘナカラーは色味が入る?
ヘナカラーは基本的にはオレンジ系の色味しかありません。
ヘナの中のローソンという色素がオレンジっぽい赤褐色なんですよね。
しかし、インディゴというアッシュ系の色味をだすこともできます。
また別の染料にはなりますが、アッシュ系の色味もあります。
ナチュラル(オレンジ系)
染め上がりは結構しっかりとした赤みのある色味が発色します。
ダメージ毛やハイトーン、白髪の方などの場合は結構しっかりオレンジのような赤みがわかりやすく発色します!
色自体もあまり明るくなかったり、白髪の割合もそこまで多くない方だとナチュラルなブラウンになります!
最初は思った以上にオレンジっぽさがあるかもしれませんが、どうしても色素自体は落ちてくるので徐々に落ち着いたブラウン系になっていくのが特徴的です!
インディゴ(アッシュ系)
インディゴはヘナとはまたちょっと異なります。
ヘナはヘナの葉っぱを使っていますが、インディゴは様々な植物を合わせて色味を作りあげています。
色味としてはアッシュっぽい少し暗めの色味になります。
かなりダメージで色が抜けやすい方には落ち着く色味になるのでおすすめです!
ナチュラル+インディゴ=ブラウン?
上記のナチュラルとインディゴを合わせるとブラウンになります。
理由はナチュラルはオレンジ。インディゴはブルー。
これらは反対の色味になるので混ぜ合わせることでブラウンの色味を作ることができます。
髪の状態や理想の色味によって調整することができます!
総じてトーンダウン(色味を暗くすること)しかできません!
ヘナカラーはトリートメントにもなる
ヘナカラーをトリートメントとして施術をしているお店もあります。
ヘナカラーがどうしてトリートメントになるかというと
薬剤による施術(カラー、パーマ、縮毛矯正など)によって髪の毛がダメージし、髪の毛の内部が空洞化しているものを埋めてくれる役割をしてくれるからです
ヘナの色素が発色するのは髪の内部の空洞化があるからこそその空洞に色素が入り、色味を変えることができています。
髪の毛の中の空洞化を塗り重ねることで髪の空洞化をしてくれるのでトリートメントとしての効果を発揮してくれます!
(Lilyスタイリスト野坂による施術)
ヘナカラーのメリット・デメリット
もちろんヘナカラーにもメリットデメリットがあります。
1つ1つ解説していきます!
ヘナカラーのメリット
・重ねるごとに色もちがよくなる
・アレルギー反応が起きにくい
・トリートメントの効果がある
・重ねるごとに色もちがよくなる
髪の空洞化を埋めていくことで染料が抜けにくくなるので、髪色のもちがよくなります!
ただ、1回だけでそこまでの効果があることは少ないです。
特にダメージしていればしているほど塗り重ねる必要性があります。
・アレルギー反応が起きにくい
ヘアカラーにはパラフェニアレンジアミンが含まれていて
ヘアカラーをすると荒れてしまう人はジアミンアレルギーの場合がほとんどです。
ヘナカラーにはパラフェニアレンジアミンが含まれておらず、アレルギーを気にせずヘアカラーを楽しめます!
・トリートメントの効果がある
髪の空洞化をヘナによって埋めてくれるため内部まで浸透してくれます。
また、ヘナの主成分であるローソンという成分がが髪の中のケラチンに絡みついてくれるので髪の内部にとどまりやすくなっています!
そのため繰り返せば繰り返すほど効果が長持ちしたり、トリートメントとしての効果もでやすくなります!
ヘナカラーのデメリット
・匂いが残る
・明るいカラーが次できなくなる
・植物アレルギーがある人はできない
・匂いが残る
ヘナ独特の匂いが残りやすいのが特徴で嫌いな人は嫌いかなぁと。
僕個人としてはですよ?
もう少しクセはありますが笑
・明るいカラーができる
ヘナカラーの1番のデメリットとなります。
カラーチェンジや明るいヘアカラーができなくなってしまいます。
正直1番ここがヘナをするかしないかの大きな境目になると思います。
となるのが正直なところです。
ヘナの染料は髪にとどまりやすく、塗り重ねれば塗り重ねるほどその染料がとどまってくれます。
それがトリートメント効果なのですが、それがこういうときは大きなデメリットとなってしまいます。
ヘアカラーの幅が狭くなってしまうのが大きなデメリットです。
とご提案させていただいています!
・植物アレルギーがある人はできない
ヘアカラーのジアミンアレルギーの方がヘアカラーがなかなかできないのと一緒で中には植物アレルギーの方もいます。
そういう方も同じくアレルギー反応で荒れてしまう可能性もあります。
その場合は気をつけてご判断ください!
ヘナカラーの相性がいい人
ヘナカラーにも相性と選択が重要です。
ヘナカラーの相性がいい人
・ヘアカラーチェンジをしなくてもいい人
・ジアミンアレルギーでカラーがなかなかできない人
・とにかく色もちをよくさせたい人
・髪のダメージを落ち着かせたい人
トリートメントとヘアカラーが同時にできるイメージですが、職業的にも髪の毛を当分明るくしなくていい方や
という方には最適かと思います!
ヘナカラーの相性がよくない人
・明るくしたい、する予定がある
・植物アレルギーがある
・髪の毛を暗くしたくない
基本的にはデザイン的面ですね。
ヘアスタイルの幅がなくなるのが嫌な方はなかなかおすすめし難いのが正直なところです。
1回で確実にきれいになるわけではない
確実に1回できれいな状態になるとは限らないので時間はかかりますが、何度か重ねて行く必要があります!
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この記事を書いた人
高塩貴史
高校3年生よりヘアケア特化型サロン「Lily」にてインターンをし、日々修行を重ねる。現在は学生ながら美容学校で講師としてセミナー活動をする。大学と美容専門学校、インターンという「トリプルワーカー」として活動中。美髪になるためのブログを更新中