明日は何のために

2016.11.17

美容室Lilyスタイリスト：木村　賢司

ふとした疑問。

明日は何のためにあるのだろう。

何気なく過ごしている「今日」という日。
でも昨日の時点では今日という日は「明日」という日だった。
一体、今日という日を何のために過ごしたのだろう。

きっと目的があって、それを達成するための熱意があれば明日という日に大いなる意義がもたらされ、よって今日という日が立派に実るのであろう。

このふとした疑問に今日１日を振り返って考えてみたけれど、僕にはまだ分からなかった。何故に。
目的もあれば熱意もある。そうとは言えるけれど、双方ともに不足しているのが現状だ。というよりも、「足りているかどうか」という根本的な考え方、概念がそもそもの間違いなのかもしれない。

ただ言えるのは、最近僕の熱意がブレているということ。一年前の自分は毎日が期待と眩しいほどの光に溢れて限りなく充実していた。大いなる意義を感じていた。
にも関わらず、今の僕には当時ほどの期待と光が存在しない。いや、怠惰なる心がそれらの要素を存在させないように阻害してしまっているのかもしれない。これは向上するどころか劣化の道を辿っている表れである。故に今の僕は行動が伴っていない。僕はいつの間にブレてしまったのだろう。

とはいえ、どう足掻いたって過去を変えることは出来ない。見るべきは未来、熱意を注ぐべきは今。精妙に未来を見据えて今この瞬間に滾るような熱意を注ぐ必要がある。全ては人のためになり、自分の人生を楽しむために。僕はそれでこそ生涯を全うしたと言えるようになるのだろう。
と、ここに記して自らを鼓舞しておこう。