悩み体質で【鬱】だった僕が生まれ変わった瞬間
2016.12.2
美容室Lilyスタイリスト:木村 賢司
pool magazineでもお話したように実家が貧乏で幼い頃からそれなりに家を心配して生きてきました。
高校に入学した頃から僕には常に金銭面による家庭崩壊を恐れる気持ちが芽生え、毎日不安がつきまとい、ついにはうつ病を患ってしまいました。金銭面による家庭崩壊の可能性が大いにあるのは僕が生きていくのにお金がかかるからだ。僕がこの家を苦しめているんだ。僕が大好きな家族を苦しめているんだ。
いくらバイトをしても賄えない生活費、学費。もはや僕は生まれてこなかった方がよかったんだと思ったことも。
これ以上綴ると辛くなるのでここらで抑えておきます。。
そんなマイナスの考えの箱に閉じ込められ、狭く冷たい暗闇の中で過ごした結果、僕には何も見えなくなり、将来という見えもしない存在が恐怖で構成されるようになりました。
これではいけない。
そうは思っていても、なかなか箱から抜け出すことは出来ません。考えれば考えるほど、箱は圧縮されていき、息苦しいほど狭くなり、暗くなります。
そんな僕がふと「暗闇の箱」から抜け出した瞬間があります。
「悩んでいる自分がダサい。」
ふと客観的に悩んでいる自分を見てみると、それはそれはひ弱で男らしくなくて、みっともなくて、、
「じゃあ悩みを捨てて現実を受け入れてやろう。そしてその現実を変える手段を見つけてやる。」
ありがたいことにそう思えたんですよね。
その時はもはや憎悪の感情も恐れの感情も何もなく、ただ吹っ切れてスッキリと晴れ晴れとした気持ちでありました。
次のステージに進めたというか、悩みの対象は悩むのをやめるだけではなく、悩むという選択肢を捨てて一度仕方が無いとその存在を認め、どうすれば良い方向に向かうのかを簡潔な気持ちで考えること。
悩みという暗い霧に包まれているからなかなか見えないだけで、その答えはいつも簡単なのである。勝手な被害妄想が事を大きく見せているだけであり、問題そのものは非常にちっぽけであり、答えは非常に簡潔なのだ。
何も思い悩むことはない。ダサくてたまらない悩んでいる自分を切り捨て、アッサリとした考えで改善策を考える。それだけでいい。余計なことは考えなくていい。
悩みごとには大抵の場合、人が絡んでくるが、その悩みの対象というか原因は自分でしかないのだから。人が合わないのではない。人が変わってくれないのではない。自分が柔軟に変わるのだ。
「悩み」と「固い考え」は常に二アリーイコール
そう、「悩み」と「固い考え」は常に二アリーイコールであり、自分の考えが固いことに気づき、柔軟に事を認めてどうすれば良くなるのかを柔軟にシンプルに考える。
これが案外出来ていなかったりする。というか、気づいていなかったりする。
悩みはマイナスのパワーであり、何も事を良くしてくれることはない。むしろ時間の浪費である。
この考えが最も簡潔に事の改善へと向かわせてくれる。
感情的にならず、単純に柔軟に。
今、少しでも悩みを持っている方は是非柔軟に取り入れてみてください。
一度暗闇のどん底にまで落ちた僕が言うのですから、その先には間違いなく楽しくて清々しい時が待っていますよ(^^)笑