美容室が嫌いだった2つの理由
2017.11.12
美容室Lilyスタイリスト:木村 賢司
どうも、表参道で美容師をしている木村です。
僕、美容師をしているくせに美容室がすっごく苦手だったんです。
なのに何故美容師になったのか…
は、話が逸れすぎるので置いておいて。
なんで美容室が嫌いだったかって、それにはいくつかの要因があるわけです。
美容室が嫌になるポイント2選
・気遣いがもはやありがた迷惑
これはもう鉄板ですよね。
「流したりないところはございませんか?」
不安ならもっと流せよ!!と思います。
「気持ちの悪いところはございませんか?」
いや、シャンプーってそもそも気持ちの良いものだし、気持ちの悪いところを生み出してしまった時点でヤバいことだから!!と思います。
「雑誌変えますね!」
いや、興味ないから読んでないだけだから。これで読まなかったらまた新しいの持ってこられるしその負のループやめろ!!読みたくないのに読むハメになるだろ!!と思います。
・何度も「はい」と言わせる不毛な質問責め
「シャンプーしていきますね~!」
「はい」
「じゃあ流していきますね~」
「はい」
「じゃあシャンプーしていきますね~」
「はい」
「お湯の温度熱くないですか~?」
「はい」
「痒いところなどございませんか?」
「はい」
「寒くないですか~?」
「はい」
「セットこんな感じで大丈夫そうですか?」
「はい」
僕が根暗なのか美容室あるあるなのかよく分からなくなってきましたw
が、僕にとってはこれらのしつこい質問責めはほっと一息つけないというか、落ち着かないというか、常に若干の緊張を張り巡らせることになるというか、
気を遣われることに気を遣うという負の連鎖に入るような気がしていて、
「お湯の温度熱くないですか?」
と聞かれても「熱いです」って言いづらいじゃないですか。それに多少我慢できても流れで「はい」って言ってしまいやすいですよね。
その点、
「お湯の温度少し熱いですか?」
と聞かれると「ちょっと熱いです」とか言いやすいですよね。否定は苦手でも肯定は得意な方が多いのです。
質問責めはまだいいとして、
「はい」に誘導尋問してしまう質問の仕方ではなく、
「いいえ」に誘導尋問してしまう質問の仕方が理想なのではないでしょうか。
というか、僕はサロンワークではそうしています。
その方が断然お客様も自分の好みを伝えてくださいますし、快適度も上がると思うわけです。
- 【気遣いがもはやありがた迷惑】
- 【何度も「はい」と言わせる不毛な質問責め】
以上の二点、しっかり対策を練らなければなりませんね。