【ヘアケアの間違い】髪を暗くしたらダメージはなくなる?
2020.3.8
美容室Lilyスタイリスト:自宅での美髪ケア, 高塩 貴史, 髪の傷みにお悩みの方へ
ヘアケアに関してこのような話を聞かれたのでお答えしていきます!
そんな髪の毛の真実をご紹介していきます!
これを知るだけでカラーについてのダメージについて知ることができちゃいます!!
Contents
髪の毛の明るさとダメージは比例する
これは絶対に覚えていて欲しい知識なのですが。
この明るさと。
この黒髪。
当たり前ですが、下の黒髪の方がほぼダメージはありません。
ちょっと話が難しいですよね💦
まずメラニンについて知っていただきたいと思います。
メラニンとは簡単にいうと髪の毛の色素を構築するものです。
メラニンの量が多い=黒
メラニンの量が少ない=ブロンド、白
髪の毛を構築するためにとても必要な色素になるわけです。
髪の毛が黒いのはメラニンが多く含まれているからであり、メラニンの量が少ないと金髪や白髪になります!
大まかに解説すると(メラニンの量が少なくなっていく過程)
黒→ブラウン→ブロンド→白
このように表すことができます!
そしてここからが問いに対する答えになります!
カラーの明るさをだすためにメラニン色素をなくさないといけないため、薬剤自体にパワーが必要になります!
その薬剤のパワーというのはキューティクルをこじ開け、メラニン色素をなくすために働きます。
ブリーチで髪の毛を明るくなるのってそのパワーが強いから髪の毛がギシギシしたり髪の毛が切れてしまったりするわけです。
なぜ髪の毛を暗くしてもダメージするの?
髪の毛は死んでいる細胞の集まりのため、ダメージしたら治らないし、何か手を加えれば確実に元に戻ることはありません。
皆さんの認識的にはこうだと思います。
黒→金髪→黒(これでダメージなし!元どおり!)
しかし本来はこうです。
黒→金髪→黒(ダメージは元に戻りません!)
なぜかというと、カラーやブリーチなど髪を明るくする施術はキューティクルをこじ開け、そしてメラニンをなくす。
これが髪が明るくなる原理でしたよね。
そのカラーやブリーチをしてメラニンをなくした部分は空洞化します。
その空洞になった部分にカラー材の色をいれているだけで、カラー材にメラニン色素は含まれていないからです!
そして1度カラー材やブリーチをするとキューティクルは傷つき、広がるためそこからカラー材は抜けていくのでカラー剤で暗くしても髪の毛が明るくなってしまったりするのです!
・キューティクルの様子
最初はぎっしりなっているため黒髪でもメラニンが流れでることはありません。
しかしカラー剤などを使うことでキューティクルの網目が広がり、そこからカラー材が流出し、髪の毛が明るくなったり色落ちしたりするのです!
傷んだ髪は絶対に治らない
上記でもちょこっと触れましたが、傷んだ髪は治ることはありません。
女性の場合、1度傷んでしまった髪が全体的にキレイにするには4年〜5年はかかってきてしまいます。
ブリーチなどは特に慎重な判断が必要になります。
ブリーチが悪いというわけではありませんが「キレイにしたい!」となったときに年月とお金がかかってきてしまうのでよく考えてからの施術をおすすめしています!
傷んでしまった髪はどうすればいい?
傷んでしまった髪の対処法は
自分にあったヘアケアアイテムや日常のケアで誤魔化しながら、きれいな状態になっていくのはひたすら待つしかありません。
そこは自分の信頼のおける美容師さんからアドバイスをもらったりしながらしっかりと年月をかけていくことが必要となります。
今まで美容師さんにあまりいいアドバイスがもらえなかったという方はぜひ僕の方にご連絡ください!
では今回はこの辺でー!
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この記事を書いた人
高塩貴史
高校3年生よりヘアケア特化型サロン「Lily」にてインターンをし、日々修行を重ねる。現在は学生ながら美容学校で講師としてセミナー活動をする。大学と美容専門学校、インターンという「トリプルワーカー」として活動中。美髪になるためのブログを更新中