「社会人と学生の違い」という思考自体が勿体無い
2016.8.6
Lily 代表:柳本 剛
こんにちは!
くせ毛、縮毛矯正、ヘアケアの専門特化集団 表参道・青山の美容室Lily/リリィ代表
美容家の柳本です^^
先日の美容学生さんからの質問に対するブログを読んで、このようなLINEを頂きました。
先日のブログ↓
しっかりと自分なりの考えをお持ちのようで、僕のブログを読んで感じた事を送ってきてくれました。
学びたいという強い向上心が垣間見れますね。
自分にはまだ師匠と呼べ、相談できる人が学校の先生しかいません。
確かにそうかもしれませんし、実はそうじゃないかもしれまんせよ?
その理由は後述するとして、僕が「その思考はもったいないかもよ?」と思ったのは、
社会人と学生だとすごい違いがあると思うのですが
と仰られていたとこです。
プロもアマもない
僕ね、思うんです。今の時代に社会人と学生に違いなんてあんまりないなぁって。あったとしてもそれはむしろポジティブな捉え方の考えです。
なぜそう思うかというと、例えば今ってプロとアマチュアの境界線って限りなくないように思うんです。最近はインスタが流行っていますが、インスタでたくさんのフォロワーがいるような人、たくさんの人たちに感動を与えるような写真を表現出来る人。
その人たちってみんなプロでしょうか?
恐らくほとんどの方はプロではないですよね。普通の人が写真という表現法で、たくさんの人たちに感動や喜びを与えています。そこにプロである必要はあるでしょうか?
僕はそんな事にプロもへったくれもないと思うんです。
そういう表現が出来る事こそが、その人の価値であり財産であると思うんですね。そこにプロかどうかは関係ありませんし、社会人か学生かなんて事も関係ありません。
美容関係でも同じ事が言えます。
美容系のYouTubeを発信している方たちは美容のプロですか?
それも違いますよね。普通に学生だったり、フリーターだったり。
でもそんな事は問われていないんですね。その動画が誰かの役に立つ、誰かの価値になる。そこが重要であり、それこそが本質なんです。
そこには年齢や立場など関係ないんです。
だから社会人とか学生だからって考え方はすごく勿体無い!と僕は思うのです。
それは自分自身の可能性を狭めてしまうかもしれませんよ。「社会人と学生」みたいな、そんな誰でも考えてしまうような当たり前の思考に捉われず、自由に発想した方が面白いと思います。
誰もが思う事、誰もが想像する事、誰もが正しいと思い込んでいる事にこそチャンスがあるのでは?
情報がたくさんある今の時代だからこそ、その情報に惑わされて「こうあるべきとか、こうじゃなきゃいけない」という思考に支配されているようにも感じます。
たくさんの情報があるからこそ、周りの意見に同調するのではなく、自分自身の考えをしっかりと持ち、何が自分や自分の周りの人たちにとって素晴らしい選択となるのかを考えれる力が必要だと思うのです。
「情報」とは自分の助けになるだけではなく、これまで以上に自分の頭で考えるという「思考力」と、そのたくさんの情報の中から本当に大切で、必要な情報を読み解き、繋ぎあわせる「読解力」が必要とされているのだと思います。
本をいくら読んでも成長する事がないように、その本の本質とは何かをしっかりと思考出来る力と、その本の情報からすぐに自分に生かせる事柄を繋ぎ合わせる力が合わさって、初めてその本はあなたの糧となるのです。
本もネット上の情報も本質的には同じだと考えています。
大事なのはその生かし方。
手に入れた情報を自分の頭で考えない限り、その情報が生かされる事はありませんし、「その情報が間違っている」とか言って、誰かの責任にしてしまうのが関の山です。
誰かに責任を擦るつける前に、自分自身でその情報を生かせるように思考する方が、非常に合理的ではないでしょうか?
そういう前向きな思考の方が僕は好きです。
だから学生だからこそ出来る事。生かせる事ってたくさんあると思うんです。それらの優位性を生かしてどんどん行動に移せばいいと思うんです。
社会人と学生の違いについて嘆くのではなく、その違いを理解し、上手に生かせばきっと明るい未来が待っているのではないでしょうか。
あなたがそんな明るい未来を切り開いてくれる事を僕は楽しみにしています。
柳本 剛