「髪が絶対に痛まない」は魔法の言葉!?
2012.7.18
みなさん、こんにちは!
美容家の柳本剛です(^^)♪
暑い日が続いてますね~(´□`。)
外歩いてるだけで汗が瀧のように溢れてきます( ̄▽ ̄)
でも寒いよりいいので、今日も張り切っていきましょう♪♪笑
さ、最近クッリクが激減です。(´д`lll)
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よく美容師さんに「このカラーは絶対に髪が痛みません!」とか「このパーマは髪が痛みません!」って言われたりしません?
恐らく美容師さん本人も、痛まないと思ってることが多いと思います★
それで先日、サロンであるカラーのメーカーの人達が来て、カラーの講習をしてくれたんですね!
そしたら出ました!
魔法の言葉!「絶対に痛みません!」
さらに「何回やっても絶対に痛みません!」
ちょっとビックリしちゃいました!
いまだに、「絶対に痛まないから、これはすごいカラー剤なんです!」っていう売り方をしてる人達がいることに(´□`。)
あのですね、痛むんですよ。
髪に対して、何かをするってことは痛むんです!
ほぼ例外なく、髪に対してお薬を使うってことは髪を痛めてるんです!
それで痛まない理由というのが、トリートメント成分がふんだんに配合されているからとおっしゃるのです。
それってどういうことか、もうみなさんはお分かりですよね(^^)?
市販のシャンプーと同じことなんですけど、要するに痛んでしまう髪に対して大量の皮膜でおおって誤摩化してしまおう!ってことなんです!
痛みはなかったように見せようってこと★
やっぱり痛むんです。(´д`lll)
もう1つの痛まない理由が、髪にとって最も安全な「微酸性」だからだそうです!笑
び、微酸性!?
phが6.8だから微酸性で、髪を全く痛ませない理由だそうです!
痛みますよ?笑
なぜかって?
ちょっと小難しい話になるのですが、昨日の記事でも書いたように髪にとって最も安定するのはph4.5~5.5の弱酸性なんです!
ということは、ph6.8は髪にとっては立派なアルカリなんです!!
アルカリは髪を痛めますよね?
ということはph6.8でも髪は痛むんです!!
美容師の方はよく経験があると思うのですが、ハイダメージ毛の髪って水に濡らすだけで「テロッ」っとしません?
これって水道水(ph7前後)で髪がすでに「軟化」してる状態なんです!!
だからそういう方に本当に必要になるのが、ph5の本当に弱酸性のお薬なんです!
安易に痛まないカラーだからって、お客さまにやっちゃうから失敗する原因はこういうところに潜んでいます!
髪の状態の見極めと、薬剤の正しい知識がなければ必ず「泣くお客さま」がでてきてしまいます。
じゃなくて、ぼくたちはお客さまに『HAPPY』になってもらっているのですから、このブログをご覧下さっている多くの美容師の方々は、正しい知識と認識でお客さまにはウソをつかず、長い目でお客さまを幸せにしていけるよう共に精進していきましょう!!
またお客さまが美容室に行って、「絶対に痛みません!」という魔法の言葉を聞いたら、ちょっと怪しいと思って色々と突っ込んでみたほうがいいと思います(^^)!
お薬使って絶対に痛まないなんてことは、ないのですから♪
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます(-^□^-)!!
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柳本 剛