縮毛矯正とカラーの関係。2剤は必要ない?
2017.5.31
Lilyアンバサダー:Akiko
こんにちは!Lilyケアリストの直井晶子です( ´ ▽ ` )ノ
Lilyで作っているシャンプーもそろそろ完成?延々洗われては乾かされを繰り返し、シャンプー・トリートメントを試しています。
髪の状態を変えることができないので縮毛矯正をかけれず、さすがに湿気が…
ということでアップ営業ですε-(´∀`; )
↓↓↓では本題へ↓↓↓
いつもLilyではたくさんのご質問のお電話をいただきます。
今回、こんなご相談がありました。
『縮毛矯正をかけたのですが、2剤がつけられていないんです…』
よくよくお伺いしてみると、2剤はなしでそのままカラーをしたそうです。
担当の美容師さんに聞いてみたところ、
『カラーが2剤の代わりになるのでそのまま出来るんですよー』
とのことだったそうです。
縮毛矯正の2剤
まずは縮毛矯正の方法から!
①1剤を塗布し毛髪内部の結合を切ります。
②1剤の流し
③乾かす
④アイロンをして形を整える
⑤2剤の塗布
⑥流し
⑦乾かして完成
ざっくり言うと、上記の①〜⑦のステップで行われます。
アイロンをした後につける薬剤を2剤と呼んでいます。
この2剤には2種類あって、
過酸化水素または臭素酸ナトリウムのどちらかを使用します。
そして、この過酸化水素ですが、こちらはカラー剤にも使用します。
共通の薬剤を使用しているのでカラー剤を縮毛矯正の2剤として使用している美容室も少数ですがあります。
2剤を代用して縮毛矯正はかかるの?
ご相談のお電話のポイントはここです。
代用している美容室もあるくらいですから、かからないことはないです。
2剤を代用することで、『2剤塗布・放置・流し』が省略されるので、お客様も早く帰れるしお店の回転率も上がります。確かにメリットですよね。
ただ、私としてはどうなのかな思うところが…
縮毛矯正で使用する過酸化水素とカラーで使用する過酸化水素では濃度も違えば塗布量も違う、その上、カラー剤で使用する過酸化水素は他の薬と混ぜて使用するため、他のものとも反応しています。また、縮毛矯正の1剤で内部結合が切れたままの状態の髪に、さらにカラー剤に含まれるアルカリ剤を反応させるのも余計ハイダメージとなってしまう原因な気が…実際髪で起こっている反応を見ることはできないのでしているともしていないとも言い切ることはできませんが、どうなのかな、と。
まぁこれはあくまでも私の主観的な考えであり、解明されていない部分なのでなんとも言えませんが。
何はともあれ、2剤をカラーで代用しても縮毛矯正はかかります。
そもそもカラーと縮毛矯正は同時にしないほうがいい
それ以前の問題ですが、そもそも一緒にすることはおすすめしません。
上記にもありますが、縮毛矯正の1剤とカラーのアルカリでダメージは必要以上に大きくなります。縮毛矯正の1剤は美容室の流しだけでは落ち切りません。中に浸透した薬剤を落とすのにはかなりの時間を要します。つまり、縮毛矯正とカラーを同日に行うということは、縮毛矯正の薬剤とカラーの薬剤が毛髪内で混ざり合ってしまうということです。その2つが混ざり合ってしまうと過剰反応します。
薬剤の過剰反応は大きなダメージの原因になります。よって、縮毛矯正とカラーの施術日を数日開けるか開けないかでダメージの差が出ます。
『ダメージは気にしない!』という方に関しては同日でもいいかと思いますが、『髪を綺麗にしたい!』『綺麗に伸ばしたい!』『ツヤツヤの髪を手に入れたい!』という方は別日にすべきです。
必要以上のダメージはツヤもなくなるし、広がりの原因になります。悲しい思いをする前に、まずは必要以上に傷ませないことから始めましょう。
ヘアケアは “傷んだからどうにかしよう” ではなく、“傷ませない為にはどうしよう?” が大切です。
後から何をしようと髪は治りませんよ!
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Akiko