暗く染めても明るくなる⁉︎ヘアカラーの仕組みと対策
2017.6.24
Lilyアンバサダー:Akiko, 髪の傷みにお悩みの方へ
こんにちは!Lilyケアリストの直井晶子です!
明るく染めたわけじゃないのにどんどん明るくなっちゃう…なんて経験ありませんか?
全体カラーを繰り返してしまうとどうしてもそういった現象に陥ってしまいます。
また明るくなったから暗くして…それを繰り返すことでさらに明るく…_| ̄|○
『負のループへようこそ』って感じですね。
なぜ髪色が明るくなってしまうのか?
暗くしているのに明るく…なんて意味がわからないですよね?
それを知るためにはまずカラーの原理から。
髪が染まる仕組み
カラーは1剤と2剤、2つの薬剤を混ぜ合わせて使います。
1剤にはアルカリ剤と酸化染料、界面活性剤が含まれます。2剤は酸化剤です。
アルカリ剤は薬剤の浸透を促し、2剤と反応することで脱色します。
酸化染料とは色素です。2剤と反応することで発色します。
界面活性剤は薬剤の浸透を促します。
全部が合わさってようやく髪が染まります。
染めるためには脱色が必要
たとえ暗くするだけでも脱色作用が必要です。
明るさの違う髪に同じ染料を入れるとこんな感じに。
元が暗いとよくわかりませんよね。だから、たとえ暗い色に染める場合でも多少なり髪を脱色して明るくする必要があります。
繰り返すことでさらに明るく
上記の通り、染めるには一度髪を明るくする必要があります。
つまり、同じ部分を何回も染めるとこんな感じに…
染め上がりの色を同じにすることができても、褪色すると地の色はどんどん明るくなってしまいます。
脱色度合いも多少調節はできますが、やはり明るくなってしまいます。
対処法は?
暗めに染めて、リタッチ(伸びた部分のみへの施術)を繰り返すことで防ぐことができます。
明るく染めるとどうしても褪色が気になってしまうので、やはり同じ部分への施術が必須になってしまいます。なので必然的に暗めに染めることになってしまいます。ただ例外もあるので要注意です!
例外についてはこちらの記事で詳しく書いています↓
夏に向けて暑くなるとついつい明るい色にしたくなりますが、そんなデメリットもあるんだよー、って頭の片隅に置いておくといいかもしれませんね
では!
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Akiko