カラーなどによる薬剤の残留と髪へのダメージ
2016.11.18
Lilyアンバサダー:Akiko, 髪の傷みにお悩みの方へ
Lilyケアリストの直井晶子です!
カラーやパーマ、縮毛矯正の薬剤は髪に残ってしまう
カラーやパーマ、縮毛矯正などといった薬剤を使う施術は、毛髪内部に薬剤を浸透させることで髪色を変化させたり、毛髪内部の結合を変化させカールをつけたりクセを伸ばしたりします。
最後は薬剤を洗い流して施術は完了です。
しかし、実は美容室での流しだけでは完全に流し切ることは難しいです。
つまり、施術後の毛髪内部には本来内部に存在するはずのないカラーなどの薬剤が残ってしてしまっている状態になっています。
薬剤の働きと髪へのダメージ
毛髪は8割以上がタンパク質という成分で出来ています。
毛髪内部では無数のタンパク質が結合していますが、カラーやパーマ、縮毛矯正などに使用する薬剤によってこの結合が切れてしまいます。パーマや縮毛矯正は切断後、再結合させて形を定着させるのですが全てを完全に再結合する事は不可能です。
こういった施術を繰り返す事により毛髪内部の結合は徐々に少なくなり、髪の形状を保つ力が弱まっていきます。
これが薬剤によるダメージの原因で、最悪の場合はビビリ毛という、強いクセ毛のようなチリチリとした髪になってしまいます。ビビリ毛はクセ毛と違いダメージですから、修復はかなり困難になります。
残ってしまった薬剤をそのまま放っておくと…
研究結果としてしっかり出ているそうですが、施術後に適切なアフターケアを行わず毛髪内部へ薬剤が長期的に残留してしまっている状態だとダメージはどんどん進行していきます。
これがパサつきや広がり、そして深刻なダメージへ繋がります
ではどうすればいいのか?
・しっかりとしたアフターケアをしている美容室選び
・トリートメントなどでコーティングしない(薬剤の長期的な残留に繋がる)
・自宅でも洗う事に特化したシャンプーを使う(シャンプーだけでもサラサラになる、がいいシャンプーではない)
サロントリートメントなどはコーティング力が強いため、なかなか残留物は抜けにくくなってしまいます。
美容室での適切なアフターケアが出来ていなければそもそも意味がありませんが…毎日使うものですから、自宅で使うシャンプー選びもかなり大切になってきます。ホームケアでも徹底して残留物を除去していくようにしましょう。
薬剤を使用する施術をする方は、とにかく洗う事を重要視したシャンプー選びをしましょう。手触り(サラサラ、ツヤツヤ)などはシャンプーで再現する必要はありません。それはあくまでもコンディショナーやトリートメントの仕事です。
こういったことに注意するだけでもダメージはかなり軽減できます。
ダメージを軽減して、おしゃれも綺麗も両立しませんか?
Akiko