Q.どうしたら髪は治りますか? A.治りません‼︎
2016.12.30
Lilyアンバサダー:Akiko, 髪の傷みにお悩みの方へ
Lilyケアリストの直井晶子です!
Q&Aなどを見ていると、『髪が傷んでしまったのですが市販のトリートメントやヘアマスクだったら何を使うのがいいですか?』という質問をよく見かけます。
その質問をよく読んでいくと、その意図は『どうしたら治りますか?』なんですね。
しつこい話にはなりますが、
髪は一度傷んだら治りません!
市販品がダメとか、サロン専売品がいいとか、それ以前の問題なんです。
もちろん、誤魔化す目的でなら効果の違いなどはあるかと思いますがわたし的にはどっこいどっこいなイメージです。
トリートメントの使用が良くないとか、そういうわけではないのですが
『トリートメントをすれば治る』とか、『ヘアケア=トリートメント』ではないんですよね。
ちゃんと『傷んだら治らない』『トリートメントはコーティングしているだけ』っていう認識のもと使うなら問題ないです。
ただそれを理解しないで使っていると『あれ?』っていうことが起きてしまうんですね。それを購入するのにももちろんお金はかかっているわけで、なのに『思っていた効果と違う!』というのはかなりストレスです。何よりどんな商品を使っても治ることはないのでどれを使っても納得できないかもしれません。
『治らない』ならどうすれば良いのか。
『傷ませない』ための選択が必要になります。
ハイトーンカラーはしない。
全体染めを繰り返さない
施術は基本的に伸びた分だけ
髪を濡れたまま放置しない
などなど、ヘアケアは【髪のダメージを最低限に抑えること】から。傷んでからケアのスタートではありません。
傷んでからではすでに手遅れの状態。手遅れにならないようにしていくことが大切ですね☆
ケアをするにあたって、バスタイムでトリートメントをすること自体は必要です。シャンプーは汚れを落とすもの。トリートメントは外的要因から保護するもの。なのでトリートメントが無意味ではありません。あくまでもトリートメントでは治らないと言うことの理解が大事です。その点に関してはホームケアトリートメントだけでなく、サロントリートメントでも同じことが言えます。
傷んでしまってからのケアももちろん大切ですが、まずは何故そうなってしまったのかを考える事が重要です。
なんの病気かわからず薬を飲んだりしませんよね?
『傷んだからトリートメント』って、『なんかわからないけど体調が悪いからその辺の薬飲んどこ』的な感じです。
体調が悪くなったら病院へ行ってその症状にあった薬を処方してもらえるように、
髪にもその原因・症状にあった対処法があって、答えはトリートメント一択、なんてことはありえないんですよね。
カラーのしすぎで傷んでしまったのか、パーマや縮毛矯正のしすぎで傷んでしまったのか、施術の相性が悪かったのか、施術で失敗されてしまったのか、はたまたホームケアや日々のセットの仕方で傷んでしまったのか、原因は様々ですし、対処法も変わってきます。
それに、ホームケアや日々のセットで傷んでしまっているのであれば、どんなにケアをしようが、どんなに高いものを使おうが、根本的な原因が解消されていない状態なのでまた傷んでしまうのが容易に想像できますよね。
『傷んだ→トリートメント(ケア)をしよう!』ではなく、『傷んだ→どうして傷んでしまったのだろう?』と言う考えにシフトチェンジしていきましょう!自分で原因を取り除けるようになっていけば自分でも髪を綺麗にしていくことが可能ですよ☆
Akiko