シリコンとは?なぜノンシリコンシャンプーが注目されたのか
2017.9.11
Lilyアンバサダー:Akiko, 髪の傷みにお悩みの方へ
こんにちは!Lilyケアリストの直井晶子です!
以前LINEでいただいたご質問に答えさせていただきました。
ご質問の中に、シリコンのあるものの方が状態が良い場合もある、とのことですので、勘違いされがちなシリコンについて詳しく説明していきます。
Contents
そもそもシリコンとは?
シリコン(正式にはシリコーン)とは実は医療器機などにも使用されるほど高い安全性が確認されている物質です。
身近なものだと調理器具のシリコンスチーマーやコンタクトレンズ、樹脂ピアスなどもシリコン製です。
シリコンの使用目的
シャンプーなどに使用されるシリコンの目的としては
・指通りを良くする
・ツヤを出す
などが挙げられます。
別にシリコン自体に外はないですし、その効果も是非欲しい部分ではあります。
化粧品への表記
『シリコン』とは表記されません。シリコンにはたくさん種類があり、化粧品では主に『〇〇ポリマー』やら、『〇〇(ジ)メチコン』『〇〇シロキ(サン)』といったように記されます。(他にも色々とありますが…)
身近な化粧品などを見てみるとかなり色々なものに使われていることがわかるかと思います。
シリコンは悪か?
一時期ノンシリコンシャンプーが爆発的な人気を誇りましたがその背景では『シリコンは良くない』という噂が流れていました。
シリコン自体は悪者ではない
上記にある通り、シリコン自体に害はなく、とても安全性の高いものとされています。
確かに、過度なサロントリートメントなどは髪のクーティクルの働きを弱めたり、剥がしてしまうことがあるとされますが、自宅で使うホームケア程度ならさほど問題はないでしょう。
ではなぜ悪いと言われているのか
もともとはネガティブキャンペーンという商法で、中小企業が大企業の商品よりも注目を集めるために発信されたと考えられます。
(ネガティブキャンペーンとは、対立する個人・組織などに不利益となる情報を流し、自身(自社)の利益を生もうとする戦略のこと。この場合はシリコンの入っているシャンプーを使うと毛穴が詰まる、などといった誤情報が出回りました。その情報だけを信じれば確かにノンシリコンがいいもののように思えます。)
今でも根強く『シリコン=悪』のイメージが残ってしまっていますが、実際にはその根拠はなく、事実、悪ではありません。
コーティングによる弊害は考えられる
シリコン自体は悪ではありません。
しかし、それらコーティング剤による弊害が考えられています。
コーティングにより残留物が流れにくくなる
カラーや縮毛矯正、パーマなどの薬剤施術をする場合、どうしてもその場のシャンプーだけでは薬剤が流れきらずに残留してしまいます。
そこへサロントリートメントなどをしてしまうと、コーティング作用により残留物がさらに抜けにくくなると考えられます。残留物の中にはダメージに関わる薬剤もあるため、通常よりもダメージが進行してしまうと予測されます。
まとめ
シリコンは悪ではないがトリートメントは控えた方が無難かも
上記にある通り、シリコン自体に害はありません。
しかし、弊害が考えられるので、サロントリートメントのような強力なコーティング系のものは避けた方が無難かもしれません。
トリートメントなんて必要ない髪へ
そもそも、サロントリートメントをしなければならないほど髪を傷ませないことが大切です!
傷んでしまったから、トリートメントなどでごまかす。ではなく、トリートメントが必要ないように、綺麗な状態を維持していけば心配事がなくなりますね!
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Akiko