【NGヘアケア】市販のトリートメントはなぜダメなのか?
2020.2.27
美容師さんにこんなことを言われたことはありませんか?
「市販のシャンプー、トリートメントはやめてくださいねぇ」
お客様からすると
とちょっと後ずさりしてしまうかもしれません。
まぁ中にはその意味も知らずにそう言っている美容師さんもいるかもしれませんが、ぜひこの記事でその話題の真相について知っていただけたらと思います!
この記事では一切商品をすすめませんのでご安心を笑
では、市販のトリートメントはなぜ避けてほしいのか?
この話題について解説していきましょう!
市販のトリートメントはなぜダメなのか?
市販のトリートメントを美容師がおすすめできない理由は3つあります。
・本質とはズレるところ
・刺激が強すぎること
・コーティングが強すぎて逆に髪を痛める
1つ1つ解説していきたいと思います。
本質とはズレるところ
これはどういうことか?というと
そもそも市販のトリートメントって1000円前後くらいだと思います。
しかし、市販の化粧品の原価っていくらくらいか知っていますか?
(原価:成分などのトータルの価格)
だいたい10円〜100円です
100円でいい商品って作れると思いますか?逆に100円で作られてる商品ってちょっと心配になりませんか?
というのと
そう思われる方はすごく多いと思います。
成分にお金をかけるよりも宣伝広告費にお金がかけられている。
みんな髪の毛をきれいにしたくて使う商品がトリートメントにおいてとても重要な成分にお金が全然かけられていないって本質的にずれているなぁと感じます。
「いい商品とは宣伝広告費に莫大にお金を投じなくてもみんながいいと思えばシェアして勝手に広がるのに」
こう思えてしまいませんか?
そういった本質的にずれているという観点からおすすめできません。
刺激が強すぎる
トリートメントと聞いて、こう思われる方はいませんか?
正解はこうです。
決して治すものではなく
「きれいに見せるもの」
これはとても重要な前提のお話です。
そしてそのコーティングというのはレベルがあります。
1級、2級、3級、4級と。
コーティングのレベルが高いとどうなるのか?
「刺激が少なく、薄くコーティングし、軽い質感になる」
反対にレベルが低いと
「刺激が強く、厚くコーティングし、重たい質感になる」
こういう状態になります。
そこで市販のものはもちろんどれを見てもコーティングのレベルが低く刺激になっています。
それを象徴しているのが
女性の背中ニキビ問題
ほんの少しでも洗い流し忘れただけで背中ニキビの原因となってしまったりします。
肌に付着するとニキビになるレベルでコーティングの刺激が強いってちょっとやばいですよね。
もちろん要因は他にもあるケースがありますが、可能性として高いのはトリートメントが背中に付着しているケースです。
肌に付着してそれで荒れてしまうという刺激の強さ。
そのレベルのものを髪につけていると思うとおすすめのしようがありませんね笑
コーティング力が強すぎて逆に髪を痛める
上記にも書きましたが、トリートメントとは補修ではなく、コーティングだとご説明しました。
そのコーティング力というのはつまり、肌でいうファンデーション。
厚塗りすればするほど肌が荒れるのと一緒で、髪の毛もコーティングによる厚塗りをすればするほどダメージします。
コーティングの必要以上の強さは髪をダメージさせてしまいます。
以上3点の理由から市販のトリートメントがおすすめできません。
とまぁ今回はこんな感じで市販の商品の裏側について解説させていただきました!
関連記事
この記事を書いた人
高塩貴史
高校3年生よりヘアケア特化型サロン「Lily」にてインターンをし、日々修行を重ねる。現在は学生ながら美容学校で講師としてセミナー活動をする。大学と美容専門学校、インターンという「トリプルワーカー」として活動中。美髪になるためのブログを更新中