【セルフカラーの失敗】原因と対処法を徹底解説!セルフカラーする前に!
2020.6.19
こういったお客様も多いはず。
最近ではテレビなどでオンラインカウンセリングをしている美容師さんも増えてきましたが、セルフカラーについて誤った情報を流している方もいるとか…
そういった影響もあり、こんな声も届いています。
そんなセルフカラーの失敗と対処法を徹底解説していきたいと思います!
Contents
セルフカラーのよくある失敗例1「逆プリン状態になってしまった」
これはかなり多い事例。
根元が暗いよりも根本が明るいのは目立ってしまいます。
根元のリタッチというのは美容室の施術の中でも難しい施術になります。
染まっている部分と新しく生えてきて黒い部分をつなげるのはちょっとした薬剤の調整をしたりして繋げたりもしています。
逆プリンになってしまう原因①
そもそもなぜ根元が明るくなりやすいのか?
頭皮に近い分カラー材の反応がよくなるからです!
ブリーチなどをすると加温機などを使ったりすると思いますが、あれもブリーチ材の反応を加速化させより抜けやすい状態を作ります。
カラー材にも同様にブリーチ材に含まれる脱色成分が含まれています。
その明るくする成分が熱によって反応するため、同じように根元から毛先まで塗ったとしても根元の方が明るくなりやすくなります。
ダメージや状態などは全く考慮しない場合
①→②→③の順で明るくなります。熱が高いところほど明るくなります!
なので、全くカラーなどをしてこなかったバージン毛を染める場合、基本的に初めは根元を外して染めたります。
逆プリンになってしまう原因②
逆プリンになってしまう原因はもう1つあります。
薬剤選定のミス
いまの中間から毛先の髪色とまったく同じ明るさのカラー剤を使ってしまうとミスが起きる可能性があります。
ではどうすればいいのか?
今の中間から毛先よりも1トーン程度暗いものを選んでください!
気持ち暗めに設定することでうまく全体となじみやすくなってくれます!
セルフカラーのよくある失敗例2「ムラがでてしまった」
これに関してはセルフカラーをする上では覚悟しなくてはいけないところ!
やはりセルフでやる分全体を均等に塗ることというのは正直言って不可能に近いです。
どんなカリスマ美容師でも不可能でしょう。
僕もこのようにたくさん練習していますし、全国の美容師さんが「人の頭をやるために」たくさんの練習をしています。
それをセルフでやるというのは普通に考えると不可能ですよね笑
そしてこのムラができると次の施術にも影響するため1番厄介なものになります。
どういった影響がでるかというと縮毛矯正、パーマのかかり、明るくしたときにマダラ模様になるなどの影響がでます。
できる限りムラをなくすにはダメージ覚悟で念入りにコームを通してあげてください!
セルフカラーのよくある失敗例3「黒くなりすぎてしまった」
染めたはいいけど、変に黒くなりすぎちゃった、なんていうのはよくある事例。
しかし、これも
基本的には美容室でしか解決できません。
一度暗くしすぎると次明るくするのにもなかなかカラー剤だけだと難しかったりします。
なので失敗する前にカラー材選びが重要になります!
そもそも地毛の明るさってどれくらい?
大体4トーン〜5トーンくらいになります!
髪が太く、硬い人は元々地毛自体がかなり黒っぽいことが多いです。
反対に髪の毛が柔らかい人は6トーンくらいのやや茶色っぽいことが多いです。
通常の黒髪ですと大体5トーンくらいになります。
全ての解決策は美容室にいくこと
それができたら文句ないんですよ、、、笑
と思われる方も多いはず笑
しかし、美容室も衛生面などは国家資格上かなり厳しく取り締まっています。
取り返しがつかない失敗をセルフでされてしまった方は是非とも担当の美容師さんに早急にご相談ください!
そして一刻も早く皆さんが自由に好きな人に会いに行けたり、自由に好きなひとと食事をワイワイ楽しめる日が来ることを僕らは祈るばかりです。
セルフカラーをする前に当てはまる人は要注意!
・縮毛矯正をかけている人
・パーマをかけている人
・ハイトーンをしている人
この3点に当てはまる方はとくにセルフカラーをする際は要注意で、できれば美容室でカラーをしたほうがいい人になります。
上記で説明したようにセルフカラーの「ムラ」というのが1番の難敵になります。
次回の施術に本当に大きく影響してきます。
部分的に矯正のかかりが悪かったり、むしろビビリ毛になってしまったり
ハイトーンですとマダラ模様になってしまったり
直すというのが美容室でも困難な状況になりかねません。
こういった場合はより慎重に判断していかなくてはなりません。
どうしてもカラーしなくてはいけない場合は担当の美容師さんに相談してみてください!
どうしてもセルフカラーをしなくてはいけない場合の注意ポイント
根本を染めるときの明るさは今の明るさよりも1トーン暗めに
根元を染めるときは中間から毛先の色に対して1トーン程度暗めの色を設定して染めてください!
理由は
根本は体温でカラー材が反応しやすいためです!
どうしても根本というのは明るくなりやすいので、根元を染める際は少し暗めの設定で染めてあげてください!
という方はぜひとも担当の美容師さんに聞いてみて、自分がどれくらいの明るさなのか現状を確かめてください!
出来る限りの事前準備をして失敗するリスクを減らしましょう!
地毛の色にしたい人は4トーン〜5トーンくらいの薬剤を使う
皆さんの地毛の色というのは大体4トーン〜5トーンくらいが目安となります!
黒は黒でも実は青っぽい黒や茶色に近い黒など多少幅があるのが人間の髪の毛です。
元々の地毛くらいの暗さにするためにある程度髪質で判断できます。
・硬い髪質→4トーン
・柔らかい髪質→5トーン
もちろん個人差はありますが、大体髪質的に硬い人は少し地毛の色が暗いことが多いです。
それはメラニン色素の量によって決まります。
柔らかい髪質は少し地毛の色が茶色寄りの黒なことが多いです。
あくまで一般論に過ぎないですが、少しでも知識としてあるのとないのとでは仕上がりが変わってくると思うので、ぜひお試しいただけたらと思います。
まとめ
基本的にはセルフカラーはなかなかおすすめできるものではありませんが、状況も状況で行きたくても行けない方は多くいらっしゃると思います。
そして情報もたくさん出回っていて何を信じたらいいのかわからない状況だとも思います。
少しでも皆さんのお役に立てたらと思い、このような記事を書きました!
ぜひ、セルフでやる場合は担当の美容師さんとうまく連絡をとって挑戦してみてください!
一刻も早く皆さんが自由に外に出歩けるような日々が返ってくることを僕も祈るばかりです。
何かわからないことはLINE@まで!
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この記事を書いた人
高塩貴史
高校3年生よりヘアケア特化型サロン「Lily」にてインターンをし、日々修行を重ねる。現在は学生ながら美容学校で講師としてセミナー活動をする。大学と美容専門学校、インターンという「トリプルワーカー」として活動中。美髪になるためのブログを更新中