学校では教えてくれない縮毛矯正の話
2012.9.22
本日2本目の記事です♪
先日の記事で「痛まない縮毛矯正」は存在しないですよー♪というお話をしました(^^)
↓
『痛まない縮毛矯正?』
そして痛まないように見えるのは、髪の表面に「皮膜」を張るためだとお伝えしました☆
今日はあなたが、「痛まない」縮毛矯正に、惑わされないようにもう少し深く掘り下げていきますね(^^)!
「痛まない」縮毛矯正と、うたっているところの特徴を見ると、「弱酸性」というフレーズがよく出てくると思います☆
確かに髪の毛は弱酸性で最も安定しているため、酸性やアルカリ性に傾いてしまうことがダメージの原因になってしまいます★
カラーリングでは、もうすでに染めている毛先部分に、使用するお薬のアルカリの濃度を薄くしているものを、使うことによって
ダメージを軽減するようにしています♪
それと同じで、縮毛矯正も使うお薬をアルカリ性から弱酸性に、変えることは髪の毛に与えるダメージを減らしてくれることになります(*^.^*)
でも!
それで全く髪が痛まないわけでも、繰り返す程髪が良くなるわけでも、
絶対にありません!!
アルカリ以外にも縮毛矯正のお薬には、「還元剤」というなくてはならないものが配合されています。
還元剤が配合されている時点で、髪はダメージを受けます!
弱酸性=痛まないではなく、弱酸性には弱酸性の、アルカリにはアルカリのメリット・デメリットが必ず存在します☆
そのことをしっかりと説明を受けた上で、お客さま自身が選択出来るというのが好ましいと思います(^^)
縮毛矯正は美容室で行うメニューの中で、ブリーチ(脱色)と並び、最も髪の毛に負担のかかる技術です。
使用するお薬だけがダメージの原因ではないのです。
お薬の放置時間、温度、シャンプーの仕方、ブロー、アイロンの熱、当て方、操作法。
縮毛矯正に対してどのようなカットをするかでも、ダメージはかなり変わってきますし、その扱い易さや、再現性も大きく変わります☆
縮毛矯正には縮毛矯正に適したカットの方法があります♪
挙げればキリがないほどに、たくさんの注意を払うべきポイントがあり、それぞれがダメージの要因となってしまいます。
そのポイントそれぞれで、出来る限りダメージを減らしながら、最も素敵に可愛くなるように、していくのが美容師の腕やセンスの見せ所ですね(-^□^-)!
柳本 剛