【髪の悩み】美髪になるためのホームヘアケアと髪の真実を大公開!美髪の教科書
2020.1.16
美容室Lilyスタイリスト:くせ毛の悩みに, 自宅での美髪ケア, 高塩 貴史, 髪の傷みにお悩みの方へ
2020年3月27日更新
誰しも女性なら憧れたことがあるであろう。
「美髪」
「髪をキレイにしたい!」「美髪になりたい!」「つやつやな髪になりたい!」「髪にまとまりを…」
そう願う女性は少なくないはず。
ヘアケア特化型美容室に勤務する私が「本当に髪の毛をキレイにする」方法を解説します✨
これ1つで美髪の教科書になります♫
Contents
美髪のためにまず知っておきたい真実
髪は傷んだら治らない?
髪というのは死滅細胞でできています。
読んで字のごとく「髪というのは死んだ細胞の集まりです」
死んだ細胞は生き返ることはありません。
なので、ダメージしたら治りません!
なので美容師さんやブログでは「髪を治す」という表現は一切使ってはいけないことになっています!
よく勘違いしてしまうのが
トリートメントはコーティングなので言ったら「キズ隠し」みたいな認識でいてください!
一時的に髪がキレイになっているように「見せている」だけなのです!
ダメージを無くすには「切る」しか選択肢がなくなってしまいます。
今までのカラーやパーマ、縮毛矯正、毎日のアイロン、シャンプー、紫外線…などは毛先にいけばいくほど蓄積されています。
なのでトリートメントは髪を治しているというのは違うということを頭に入れておいてくださいね♫
ダメージしていないから髪がキレイなわけではない
ではまずみなさんに質問です。
この2つの写真は髪がキレイに見えますか?
どうですか?
かなりきれい!!
と感じていただけたと思います!
美髪は単純に
「傷んでいない髪」ではないのです!
おそらく世間の美髪は
「サラサラでツヤツヤでまとまりのある髪」ではないでしょうか?
ちなみにこの2枚の写真のうち左はブリーチを全体的にしている髪で、右側はカラーを1ヶ月〜2ヶ月の頻度で全体にしていた髪の状態になります。
どちらもダメージの蓄積はかなりある状態になります!
それでもキレイに見えるのが美髪であると思います!
もちろんダメージを最小限にしつつ、美髪にみせることが大切になりますがね✨
それでも髪をケアした方がいいのはなぜ?
みなさん髪の毛は1ヶ月にどれくらい伸びるかご存知ですか?
答えは
1ヶ月に1センチ〜1.5センチ程度になります
ロングの方で毛先の方は4、5年ほどかけて伸びた長さになるわけです!
つまりダメージも4、5年分の蓄積がされています!
となるとできる限りケアした方がいいですよねっていう単純な話です😂
トリートメントのしすぎは逆に髪を傷める
これに関しては驚かれる方も少なくないはずです。
ケア=トリートメント
みたいな認識を持たれる方も多いと思いますが、そんなトリートメントのしすぎは逆に髪をダメージさせます。
なぜか?というと
上記にも書きましたが、
トリートメントはコーティングにすぎません
ニキビができたらコンシーラーで隠すのと同じでダメージをコーティングによって隠しています。
しかし、コンシーラーなどで厚塗りすると逆に肌が荒れてしまったりした経験はありませんか?
髪も似たようなものでトリートメントによるコーティングの刺激で逆にダメージしてしまう可能性があります😭
また、カラーやパーマ、縮毛矯正など薬剤を使った施術をした際に
なんて美容師さんに言われたことありませんか?
確かに、そのあとの仕上がりはキレイになりますが、数日〜1週間程度で髪がバサバサになったり、切れ毛が気になったりした経験はありませんか?
それもトリートメントによって薬剤の残留を閉じ込めてしまっているからなのです。
薬剤を使ったあとは必ず薬剤は残留をしてしまいます。それを閉じ込めることによってさらにダメージの原因ともなります。
これがトリートメントのしすぎによるダメージの原因です!
「傷まない!」の広告にダマされないこと
特にカラーなどに多い事例なのですが
「傷まない!〇〇」
基本的にこれはあり得ないと考えてください。
まずカラーでよくあるのが
「1カラーでここまで明るく透明感があるのに傷まない!」
基本的に髪は明るくすればするほど傷みます。
それは中のメラニン色素を溶かすことで髪の毛を明るくしたり、透明感をだしています。なので、それだけ髪の毛のキューティクルを広げたり、溶かしたりしているわけです。
傷まないわけないですよね😂
傷んでいないように感じるのはトリートメントが薬剤に含まれていたりするため一時的にキレイに見えたように感じるだけです!
傷んでいないわけではありません!
それをぜひ頭に入れていただけたらと思います!
自宅でできる美髪ケア
シャンプー
ヘアケアの中でも特に気にしていただきたいシャンプー。
まずこんな知識を頭の中に入れておいてください!
シャンプーでも髪の毛は傷みます!!
シャンプーも濡れた髪に対しての摩擦もそうですし、入っている成分が髪に対して刺激となっていることがあります。
(そこまで大きなダメージには直結しませんが)
そんなこともあるよー程度で頭に入れていただけたらと思います!
・オススメのシャンプー剤
それは界面活性剤といわれる髪の毛の汚れを落とすための成分が含まれていて、それが刺激となっているためなのです。
しかし、実はこの界面活性剤は食器洗いとかにも含まれていたりするものなのです…
それは刺激は強いわけですよね。
どういったシャンプーが適正かというと
低刺激で不必要な汚れだけを落としてくれるものがよいでしょう!
まぁなかなか世間にそんなシャンプーって少ないんですけどね。
そんな中でも厳選してオススメできるシャンプーはこちらになります!
Flowers!
・洗い方
洗い方は基本的にこの工程でやっていただきたいと思います!
1、ブラッシング
特にスタイリング剤などが付いている場合は最初に軽くブラッシングしてあげると汚れを浮かしてくれるので、シャンプーの泡立ちが良くなったりします!
なので、無理やり引っ張らない程度で軽くブラッシングしてあげてください!
オススメの引っかからないブラシはこちら
2、予洗い
汚れの70%程度は予洗いで落ちるといわれています。
それくらい重要な予洗いだからこそできる限り時間をかけて汚れを落としてあげることでシャンプーの泡立ちもよくなります!
洗い方は頭皮をゴシゴシ洗わず、ゆっくりマッサージするように頭皮の汚れを浮かしていく感じで洗ってあげます。
冬場で、スタイリング剤が付いていないときなんかはこの予洗いを念入りにするだけでも基本大丈夫です!実は笑
3、泡立て
先ほどの予洗いがしっかりできていると泡立ちがよくなります。
優しく全体に泡だてて、髪や頭皮の余分な汚れを落としていきます。
ちなみによくまとめ記事とかをみてるとこんなワードがあります。
「シャンプーは頭皮の汚れを落とすように頭皮につけてください」
これは正直、世間のシャンプー剤のことを知らないなぁと思います。
なぜかというとそもそも頭皮はそんなに汚れていないんです!
じゃあどう洗えばいいのか?
泡を頭皮につけて、優しくマッサージするようにするだけで十分👍
今の日本人は本当に頭皮の皮脂を落としすぎていて乾燥し、フケや髪の乾燥の原因となっています。
乾燥肌の人なんかは特に気をつけてみてください!
4、流し
こちらも泡だての際と同じように頭皮の汚れをマッサージするかのように、頭皮を優しく指の腹で撫でるように洗っていきます。
全体的によく流してあげてくださいね♫
トリートメント
オススメのトリートメント
よくある広告では
「髪をさらさらにする」「ツヤツヤにする」
などいろんな謳い文句が蔓延している世の中。
基本的にトリートメントもしすぎると傷むというのはここまで読んでいただいた方なら理解していただけていると思います。
トリートメントを選ぶ際のポイントは
・軽い質感だけどまとまる
・コーティングの刺激の弱いもの
この2点となります。
まぁ実はあまり世の中に出回っていないのが実情なんですよね💦
先ほどの上記にあげたシャンプーと重複しますが、オススメのトリートメントもこちらの記事に書いてあるのでぜひご覧ください!
トリートメントの付け方
シャンプーしてそのままトリートメントつけてませんか??
あながち間違いではありませんが、美容室でも実際に行うただしいトリートメントの付け方をご紹介します!
1、シャンプーを洗い流したらよく髪の水気をきる
これをやるだけでトリートメントの浸透がよくなります!
水でバシャバシャの濡れた髪につけるとやはり多少薄まるので、できるだけ髪の毛の水をよくきってあげてからつけてあげてください♫
2、トリートメントを根元からつけない
よくありがちなのですが、トリートメントを根元からつけるのはNGです!
髪の毛が柔らかい方なんかは一気にボリュームなくなります笑
トリートメントというのは修復ではなく、コーティングです!
なので、そのコーティングを根元からつけると重たくなってボリュームが無くなったり、頭皮につくと湿疹の原因ともなります。
(特に市販のものなんかはコーティングの刺激がかなり強いので注意してください)
そして、根元というのは生えてきたてなので、基本的にダメージをそんなに受けていません。
1番ダメージしているのは中間から毛先になると思うので、そこを中心につけてあげてください!
ドライヤー
ドライヤーの選び方
美髪になるためには絶対的に毎日髪の毛を乾かしてから寝ることはお約束。
けど、毎日めんどうなのも重々承知しております。笑
そのために少しでも負担を少なく、髪の毛を乾かしていただくため、そしてキレイに髪の毛を乾かしてくれるドライヤーのポイントを3つご紹介します!
・温度が100度から120度前後のもの
・風量が強すぎず、弱すぎないもの
・とにかく軽いもの
この3点となります!
実はこの温度ってドライヤーの中では結構高いものに部類されます。基本的にヘアケア記事とかでは「熱が低いものを選ぶ」みたいに書かれていることが多いのですが、
キレイに髪を乾かすためにはある程度の熱は必要で、低いとあんまりキレイに見えないんですよね。
特にゆるいくせ毛の方なんかはストレートにできるだけ見せたい方もいると思います。
そういう方には少し熱でクセを伸ばしてあげる必要があります。
ダメージがない=美髪
ではなくて、限りなくダメージ少なく、キレイに見せることが重要です!
風量に関しては「とにかく風量の強いもので早く乾かす!」
みたいな記事をよく見かけますが、ダイソンとか本当に強すぎてむしろキレイに乾きづらいです。笑
(たしかに早く乾きますがね)
メンズとかにはいいんですが、、、
今回はあくまで美髪目線で書いているので、そこまでの強さは逆にアホ毛が立ちやすくなってしまったり、あまりキレイに乾かすのは自宅では難しくなってきます。
なので、強すぎず弱すぎずな絶妙な風量で選ぶとキレイに乾かせます✨
オススメのドライヤー
基本的に僕はこのドライヤー1択をオススメしています!
ホリスティックキュアドライヤー
こちらのドライヤーはなんと言っても
圧倒的軽さが魅力です!
とにかく、軽くてこれ以上に軽いドライヤーに僕は正直出会った事がありません。
そして、風量、熱量ともに絶妙で乾かしやすいです👍
また髪の内部から乾かすような機能が付いているため、
通常のドライヤーよりも乾かす時間が短くなります!
これはとにかく魅力ですよね。
いかに早く、キレイに乾かすかがドライヤーでは重要なので、最高な機能ですね♫
個人的に今のところこれ以上にいいドライヤーと出会えておりません!
キレイに速く乾かす方法
髪の乾かした方は美髪のためにはとにかく重要。
どんなにダメージしていない髪でもドライヤーをうまく使えなかったり、キレイに乾かす方法を知らないと台無しになってしまいます。
ポイントは6つ
・ドライヤーの位置はとにかく上から!
・1番濡れた状態はワシャワシャざっくり乾かしていく
・根元から乾かしていく
・8割くらい乾いたら頭が動かない程度に引っ張って中間〜毛先を乾かす
・顔に向かって乾かす
・全体が乾いたら最後は冷風で
この6つをやっていただくだけでキレイに乾かすことができます!!!
こんな感じでね♫
ヘアアイロン
ヘアアイロンの選び方
ヘアアイロンも今は家電量販店など行けばたくさんの種類が並んでいます。
ですが、基本的にあまりスペックのいいヘアアイロンって少ないんですよね。
まず、ヘアアイロンの選び方からご紹介します!
・プレートが滑りやすいもの
・軽くて操作しやすいもの
この2点を基準に選んでください!
おすすめのヘアアイロン
ラディアント
こちらのヘアアイロンなにがいいのか?
1番はプレートの質の高さと滑りやすさ!
水分を蒸発させないようにする特殊なプレートを扱っており、極力髪のダメージをさせないように工夫がされています!
そして、かなり滑りがいいので髪の引っかかりとかはまったく気になりません。
スラスラアイロンを通すことができるのでオススメです!
美髪のためのアイロンの使い方
ヘアアイロンは髪に高温で当てるため本当に日々の生活の中では1番ダメージの原因ともなりやすいです。
なので、正しい知識を知らないとせっかくいいアイロンやドライヤー、シャンプートリートメントとか揃えても水の泡になってしまいかねません。
ぜひご自宅で実践できるようにご紹介します!
アイロンの温度は絶対130度以下で!
これだけは守っていただきたいです!!
髪の毛は130度以上の高温を当ててしまうとタンパク変性を起こします。
(簡単にいうとダメージすると思ってもらえれば大丈夫です!)
その130度というのが1つの境界線になるので、できる限り低い温度でやってあげてください!
クセが強かったり、髪の毛が硬い人でも同じように跡をつけることができます!
それでも跡がつかないという方は
冷ますことを意識して使ってみてください!
十分跡はつきますので♫
それでも髪がキレイにならないあなたへ
思い描く美髪ってこんなイメージではないでしょうか?
こんな感じだったり
こんな感じだったり。
くせ毛やアホ毛が気になる方は正しい施術を行ってください!
薬剤に頼らないといけない髪質も実際にあります!
そのときはぜひ僕にご連絡ください♫
この記事を書いた人
高塩貴史
高校3年生よりヘアケア特化型サロン「Lily」にてインターンをし、日々修行を重ねる。現在は学生ながら美容学校で講師としてセミナー活動をする。大学と美容専門学校、インターンという「トリプルワーカー」として活動中。美髪になるためのブログを更新中