なぜ黒髪はヘアマニキュアで染まらないのか?
2016.6.14
Lilyアンバサダー:Akiko, 髪の傷みにお悩みの方へ
- こんにちは、Lilyケアリストの直井晶子です!
前回は様々な種類のカラー剤をご紹介しましたが、今回はその中でもヘアマニキュア(カラートリートメントを含む、半永久染毛料)についてご説明していきたいと思います。
そもそもヘアマニキュアとは?
半永久染毛料の中には脱色剤(ブリーチ剤)が入っていない為髪そのものを明るくする作用は無く、元の明るさに対して色の見え方が変わって(黒ではほとんどわかりません)きます。
上記HPより
特徴は“ヘアマニキュア自体のダメージは少ない” “明るくできない” “黒ではほぼわからない” です。
難しい話になりますが、法律上、半永久染毛料は化粧品に分類されます。
化粧品(薬事法第2条第3項)
この法律で「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化 し、魅力を増し 、容貌ぼうを変え 、又は 皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。
引用:http://www.pref.kyoto.jp/yakumu-ihan/yakuzihoteigi.html
“健やかに保つ” “作用が緩和” などといったフレーズがあるように、脱色剤を含まない事がポイントとなるようです。ブリーチは髪がボロボロになってしまいますよね。少なくとも“健やかに保つ”ことは不可能です。(脱色剤の入っている永久染毛剤(一般的なカラー剤)は、化粧品ではなく医薬部外品に分類されます。)
ヘアマニキュアのイメージはカラーフィルムです。
出典:楽天
白い背景なら色は鮮明ですが、黒い背景だとなかなかどんな色なのかわかりにくいですよね
ヘアマニキュアも同じで、髪色(ベース・上記でいう背景)が明るければ明るいほど色がわかりやすく、暗ければ暗いほど色がわかりにくくなります。
黒い部分は色が入っているのかどうかすらわかりにくいですよね。
黒髪も染まるヘアマニキュア
そんなもの存在するはずがない‼︎‼︎‼︎
のですが、グロスカラーというものがヘアマニキュアの一種として販売されているそうです。
何故染まるのか…
グロスカラーとは、簡単に言うと
カラー剤+ヘアマニキュア
…法律の話に戻ります。
この法律で「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化 し、魅力を増し 、容貌ぼうを変え 、又は 皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。
カラー剤が入っている、ということは健やかに保つのは不可能なんですね。
つまり、これは化粧品ではなく医薬部外品扱いです。
グロスカラーはヘアマニキュアの一種
グロスカラーはヘアマニキュアではなくカラー剤の一種です!
❌黒髪も染まるヘアマニキュア
⭕️ダメージの少ないカラー剤
ヘアマニキュアだから大丈夫(市販のヘアマニキュアの多くはグロスカラーです。医薬部外品か、化粧品か確認してみてください。)、と思って染めたのに繰り返すうちに傷みが…
そもそも、『グロスカラーは黒髪も染められるヘアマニキュアですよー』なんて言ってるのは詐欺(Yahoo!知恵袋などを見ていても、美容師さんですら知らずに言っていることも多々あるようです)ですよね。(メーカーさんはしっかりと医薬部外品として販売しています!)
騙された!としか言いようがありません。
黒髪も染まるということは大なり小なり脱色剤が含まれるということ。ノンダメージなどありえません!
“髪色を変える” ということは多かれ少なかれリスクを伴っているんだという認識さえ持っていればダメージに泣く可能性も低くなります。
今、世界で1日に作られる情報量は5エクサバイト(5,000,000,000GB)と言われています。64GBのiPhoneが78,125,000台でようやくまかなえる情報量です。検討もつかないですね!笑
もちろん誤情報も沢山あります。薬剤を使えば傷む。これは現段階では不変の事実です。甘い謳い文句に騙されない為にも何が信用出来る情報なのか、よく見極めてみてください!
それでは( ^_^)/~~~
Akiko