【ヘアカラー】人気色“アッシュ”ってどんな色?
2017.6.14
Lilyアンバサダー:Akiko, 髪の傷みにお悩みの方へ
こんにちは!Lilyケアリストの直井晶子です!
外国人風カラー人気ですね♡
そんな中よく耳にする【アッシュ】についてです。
【アッシュ】ってどんな色?
ヘアカラーで不動の人気がある【アッシュ】ですか、どんな色かご存知ですか?
そもそも【アッシュ】とは、直訳すると【灰色】という意味になります。ただ、同じ【灰色】の意味を持つ【グレー】は無彩色なのに対し、【アッシュ】は有彩色でグレーに近い色を示します。
(【無彩色】とは、白〜黒の色で色味を持たないものを指します。【有彩色】とは、赤・青・黄の3色を基本とした原色、また、それに白や黒を加えた色を指します。)
出展:HITACHI
【アッシュ】とは、主に図で言うところの【ライトグレイッシュ】や【グレイッシュ】のような色味を指して言うことが多いです。
ちなみに、【グレー】などの【無彩色】は一番左の列にある色のことを言います。
【アッシュ】の特徴と言えば【透明感】【クールなイメージ】【外国人風】などがあげられるかと思います。
この特徴は、いかに髪色を寒色系にできるかがポイントになります。
発色と褪色と髪の赤味
髪を染めてから少しすると色が抜けてきて赤味が気になってくる方も多いと思います。
元の髪色は、メラニンという色素の量によって決まります。髪に含まれるメラニンには2種類あり、黒〜茶褐色の【ユーメラニン】と赤褐色〜黄色の【フェオメラニン】のバランスにより色が変わる。【フェオメラニン】に対し【ユーメラニン】が多いほど髪色は暗くなります。また、【フェオメラニン】は多ければ赤褐色寄りに、少なければ黄色味が強くなります。アジア系の人は欧米の人に比べて全体的にメラニン色素が多く、さらにその中でも【ユーメラニン】を多く含むため、透明感を持ち合わせず暗い髪色になります。(密度が高くなると透けない)
この赤味が残ったままだと赤(暖色系)と寒色系とは補色の関係にあるため色がくすんでしまい、綺麗に発色しません。
綺麗に【アッシュ】を発色させる(髪色を寒色系にする)ためには、まず地の色から極力赤味を抜く必要があります。
発色と脱色
地の色から赤味を抜くためには、かなりの脱色力を必要とします。
【ユーメラニン】は壊れやすいの対し、【フェオメラニン】は安定性が強く壊れにくいため、脱色するとき、まずは【ユーメラニン】が壊れ髪色が茶〜赤っぽい色となり、さらに脱色することでようやく【フェオメラニン】が破壊され黄色くなります。
その為には、何度も何度も同じところへカラーを繰り返したり、ブリーチで脱色する必要があります。
そうすると、次第にダメージも大きくなってしまうというデメリットが…
髪色とダメージ
現代におけるヘアカラーにおいて、発色とダメージは反比例の関係にあります。発色を良くしようと思えばダメージに繋がり、ダメージを抑えようとすると色味にこだわることはできない。
ワンカラーで発色の良いカラー剤も出てきていますが、ワンカラー(ブリーチなし)だからといってダメージが小さいわけではありません。そう言ったカラー剤では、カラー剤に含まれるブリーチ作用がかなり強く、結局はダメージに繋がっています。
今後、化学の発展により、傷まない、ノンダメージのヘアカラーも登場するかもしれませんが、今はまだその段階にありません。《傷まないカラー》はないので甘い謳い文句にご注意を!
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