カラーパーマ縮毛矯正薬剤メニューをした後に大事なお家でのケア
2016.6.28
Lilyスタイリスト:おのだまーしー
こんにちは、おのだまーしーです!
今日は難しそうな内容!だけどまーしーが思いっきり噛み砕いて一生懸命説明するのであなたの髪の為に最後まで見て欲しい内容です!
重要じゃないとこは 文字ちっちゃく しておきますw
皆さんpH(ペーハー)って知ってますか?
聞いたことあるけどなんだっけ…?
小学校とかでリトマス試験紙を使ってレモンに付けると赤、石鹸水に付けると青に変化する実験覚えてますか?
pHってなんなのかっていうと水素イオン濃度指数で水素イオンの濃度を表す数値です。
簡単にいうとpH0〜14の数字で数字が低いと酸性、真ん中は中性、数字が高いとアルカリ性、に分かれます
さらに細かく分けて…
・酸性 (pH3.0未満)
・弱酸性 (pH3.0以上 pH6.0未満)
・中性 (pH6.0以上 pH8.0以下)
・弱アルカリ性 (pH8.0を超えて pH11.0以下)
・アルカリ性 (pH11.0を超えるもの)
髪の毛の健康的な状態はpH4.5〜5と言われています。
つまり上の表を見ると髪の毛は弱酸性の状態が一番健康! ←これ一番大事!
皆さんが日常的に行っているカラー・パーマ・縮毛矯正・ブリーチはpH8〜12の弱アルカリ性〜アルカリ性です。
なので上記のメニューを行うにあたって髪の毛をアルカリ性(弱アルカリ性)にしています。
(アルカリ性にしないと髪は染まらなし、パーマもかからないからし、癖も伸ばせないということです)
つまり!?
薬剤メニューの後は健康な弱酸性じゃなくなっている (ということは 髪が健康状態から遠ざかってる! ということ)
↑グラフにするとこんな感じ(健康毛から離れていっちゃってますね…)
オシャレするにはしょうがない現象なのです。。。
しかし ここからがヘアケア専門美容師の出番です!!
アルカリ性に傾いてしまった髪の毛を髪の毛の健康状態つまり弱酸性に引き戻す作業を行います。
その作業を僕は必ずサロンの薬剤メニュー後のお流し時に必ず行います。
※ご来店されてる方はご確認ください。流し時にまーしーが髪の毛にシュッシュッとスプレーを吹きかけ時間をおいてアルカリを除去させています。
悪玉を退治するのには時間がかかります
髪の毛の中にはアルカリや過酸化水素という悪玉が髪の中に残ります。
つまりサロンの一回だけでは悪玉を完全に消し去ることができないのです。
カラーなどの薬剤メニューをする方は その悪玉をしっかりお家で除去をすることが大事なホームケアなのです。
トリートメントで外側をコーティングして悪玉を閉じ込める!なんてことは絶対にしてはダメですよ!
早く外に出してあげることが大事です!
トリートメントはヘアケアじゃない
皆さんが良いと思って行っているトリートメントにはアルカリ性を弱酸性に戻す効果は一切ありません。
トリートメントをした後サラサラになるのは 髪が弱酸性になって健康状態になったわけでは無く 髪の毛の表面をコーティングしているから。
疑似的に手触りの良さを出して髪が蘇ったと認識させているのです。
むしろコーティングしてしまうと 中の残留物を外に出しづらく(除去しづらく)してしまうのでヘアケアに関しては逆効果です。
薬剤メニューをしている皆さんが行うべくホームケアはトリートメントをする事 ではなく
いかに髪に残る残留物を取り除いていきアルカリ性から弱酸性に戻していくことが大事になってきます!
一度傷んでしまった髪の毛が蘇ることはありません、現在の科学ではどうすることも出来ないのです。
だからこそ髪がより傷まないようにケアしていく必要があるのです。
どうでしたか?ちゃんと全部理解できましたでしょうか?
分かりづらい部分があったら改良するので教えてくださいね!
あなたの髪が綺麗になるようにこれからも正しい情報を分かりやすく発信していきますね!
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美容師YouTuber。"誰でも自宅で美容師の技術を間近で見ることができる”をテーマにYouTubeのチャンネルを開設。一般の方が知らない髪の悩み・扱い方を身近な存在的な立ち位置でアドバイスをする。今までは自宅に帰ったら "自分任せ” になっていたお家での手入れを「YouTbe×美容師」を組み合わせることによって365日安心したヘアライフを過ごして頂くことを可能にした。2015年1月にはYouTubeのトップクリエイターの”HIKAKIN”や"はじめしゃちょー”らが属しているUUUM株式会社に所属。数多くの有名YouTuberのヘアを担当。皆様の髪の悩みは僕の悩みです!僕と一緒にその悩みを解決していきませんか?