「状態のムラ」を作り出す美容技術
2014.5.17
まずはコチラから♬
では美容家が最も嫌う、
「状態のムラ」
を作り出してしまう美容技術とは何でしょうか?
それはすなわち、
ハイライト&ローライトと呼ばれる
ウィービングという技術です。
確かに上手く扱えば、陰影をつける事により、
立体感のあるヘアスタイルに仕上げることが可能となります。
ただハイライト&ローライトの決定的弱点は、
時間が経過したときに起こる、状態のムラです!
特にハイライトによる、明るい筋を入れた場合、
カラーが褪色したときの状態のムラは、
髪の均一性を著しく損なわせる危険性が高いため、
非常にリスクの高いデザインと言わざる負えないのかもしれません。
しかもこのハイライト&ローライトで起こる状態のムラには
2種類のムラが存在するのです!
まずは、陰影をつける事による「見た目のムラ」
もう1つは、
ベースの髪とハイライト&ローライトの明るさの違いによる、
「ダメージのムラ」
均一性のあるものが遺伝子的に美しいと感じるのならば、
色味のムラとダメージよる質感のムラが混在した、
ハイライト&ローライトによるカラーリング技法は、
美しさという観点では、あまりオススメ出来ません。
ただ、ハイライト&ローライトを入れても、
美しさを損ないづらい方法もあります。
それは2週間に1度、ハイライト&ローライトの部分に
色を入れ直すという行為です。
そうすれば、ダメージの蓄積はあるものの、
見た目のムラは感じづらくなり、
常に立体感のあるスタイルを楽しむ事が出来るでしょう。
しかし、2週間に1度カラーリングをする事が現実的でしょうか?
ほとんど現実的ではありませんよね(;^_^A
大抵の方は、1ヶ月~2ヶ月でカラーリングをされると思いますので、
その頃には色味と質感のムラによる、
ムラムラの髪になってしまっていることでしょう(ノ◇≦。)
人は心理的に、
ムラムラ=不健康な人
と認識しますので、ビジネスにおいてもプライベートにおいても
あまり好ましい状態ではありませんね!
かなり極論ですが、髪に何かをすればするほど、
髪は痛みますし、そのバランスも崩れてしまうように思います。
これが1番!!
なんていう方法やデザインはありません。
全ては、
お客さまの好み・髪質・デザインなどなどによる、
バランスこそが命なんですね!!
ただそこに確実に必須となるのが、ヘアデザインの土台となる、
髪の質が最も大切で、
欠かす事の出来ない要素となるのです(-^□^-)
だから美容家は、
最も髪の質というものを重視しているのです!
柳本 剛